2012-10-30 22:04 | カテゴリ:雑記その他
僕が若いころ…いや、この形容がシャレにならない年齢になってきつつあるのですけど、とにかく僕が若い時分に東京にしばらく住んでいたというお話は、ここで何度かしてきましたので皆さんも多分御存知なのではないかと思います。
その頃僕が住んでいたのは、本所石原町といって、彰義隊の天野八郎が官軍に捕縛されたり、鬼平犯科帳の鬼平の屋敷なんかがあった場所です(尤も鬼平の屋敷は清澄に近い方ですが)。
石原町は千葉総武線沿線上の両国と錦糸町とのちょうど中間くらいのところで、しかも浅草に行くほうが両国の駅に行くよりも近い、という場所でした。徒歩で10分くらいもあれば浅草まで行けてしまうんですよね。
そのため、僕は暇があると浅草に足繁く通い、何をするでもなく(カネもなかったので)意味もないままにぶらつきまわり、散歩を楽しんでいたものでした。

そういうわけで、浅草という場所は僕にとってなかなか思い出深い場所になっています。
色々と思い出はつきませんが、その中で非常に印象強く残っている場所があります。
それは、浅草六区と言われる区域にあった、古い映画館でした。
六区と国際通りがつながる街区の角にあった映画館で規模は割りと大きく、うらぶれてはいますが昔ながらの映画館…といった独特の雰囲気を持っているような建物で、地上と地下に劇場はわかれていました。
地上部分は確か浅草中映劇場といい、地下は浅草名画座とか言ったような記憶があります。
この映画館は常に映画を2本立てや3本立てで上映しており、入館料を払って入場すれば、そのまま閉館まで管内に残っていたとしても何のお咎めもないという、昔ながらの良いスタイルの映画館でした。
最近は入れ替え制ですから、映画が終わるとすぐ係員に急き立てられて、ゆっくりと映画を楽しむ暇もない感じがしますよね。

僕は「映画の街」と言われる盛岡市の生まれ育ちですので子供の頃からよく映画を見ていました。
マブダチの母上が映画館に勤務していたため、こっそりただで見せてもらったりして、映画館にはよく通っていたんですよ。
もちろんその頃ですから、いまのシネコンですか、ああいう垢抜けたような作りの劇場ではないわけですけども、僕はそのなんともいかがわしいような、妙にわくわくする雰囲気が好きでした。
少年時代に味わったそういう奇妙な感覚を、浅草のその映画館は感じさせてくれました。
これは、田舎から都会に出てきた僕にとっては結構な驚きで、奇妙な郷愁と愛着を覚えさせるには十分でした。
この映画館で、勝新太郎だったかが出ていた「兵隊やくざ」の映画を見た記憶があります。
もちろん通っていた予備校をサボっての平日で、しかも酒と幕の内弁当持参ででしたがw、午前10時くらいに入って夕方の6時くらいまでダラダラ映画を見ていた記憶があります。

それから数年後には夢破れて東京を離れたわけですが、盛岡に帰省後も所用があり東京に何度か行く機会がありました。
僕はそういう時も暇を見て、なるべく浅草に足を運ぶようにしていました。別にそうしなければならないというわけがあったのではありません。
ただ、自分が青春時代の大部分を過ごした場所であることへの郷愁や感慨、そしてあの雑然としていかがわしく、それでいて活力にあふれている雰囲気や空気が好きだったからです。
そうして足を運ぶ度に、浅草、特に六区界隈の変貌ぶりというのは驚くほどでした、もう、僕がぶらぶらしていた頃とは殆ど光景も変わってしまっていて、浦島太郎になったような気分になりました。
でも、例の映画館はまだ営業を続けていて、通る度に何か安心したものでした。

しかし、その映画館もどうも今月で閉館してしまったようです。
先程テレビを見ていて偶然それを知り、ショックを受けました。
なんて言うんでしょうね、何か昔お世話になって知人が知らないうちに亡くなっていたような、そんな感覚です。
とても、とても残念です。
何があろうとあそこだけはなくならないものだと、勝手に思っていました。
そこにあの映画館があるのだと思えば、何故か安心するような、そんな気持ちがありました。
それがなくなってしまったんだなんて。

この感覚は、昔ながらの映画館が全くなくなってしまった盛岡市にいるからこそ、抱いていた感覚かも知れません。
DVDなどを使い、家庭に居ながらにして手軽に気楽に映画が鑑賞できるようになってしまった昨今、映画館というものの経営はとても苦しいようです。
シネコンなどと比較すれば設備も随分チャチだし、館内ももっと雑然としています。綺麗さとか垢抜けた感じなどとは全く無縁の世界でしょう。
しかし、そこが良かったのです、たまらなく。
まあ、何を言ったところでお客さんが入らなければその映画館は閉めるしかない。お金を稼げない異常それは仕方ない。
それはわかっていますが、それだけで片付けてほしくない何かがあるような気がしてならんのです。
昔ながらの古き良き時代の映画とその上映スタイルの火を絶やさぬためにも、この映画館にはもっと頑張って欲しかった。
当事者ではない人間としては勝手な意見だとはつくづく思いますけれども、ほんとうに寂しい限りです。

浅草名画座HP

しかしなくなってしまったものを残念がるばかりでは仕方のないことです。
将来、こういういかにも「映画館」チックな良い雰囲気を持つ映画館がまた出てきてくれることを祈ります。





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2012-10-29 22:44 | カテゴリ:拍手のお返事
>もつ鍋の方

拍手並びのコメント有難うございます。
もつ鍋いいですよね!
今回僕が作ったのは煮込みの方だったんですけど、もつ鍋も好きです!
以前楽天かどこかで博多のもつ鍋セットというのを取り寄せたのですけど、美味しかったなあ。
もつが白もつじゃなくて冷凍の生モツでしたし、部位がどこかわからないけれどもぷりぷりしてて。
ニラは定番ですよね、あと豆腐とゴボウもでしょうか?
今よりもっと寒くなったら、また食べたいです!

2012-10-29 22:28 | カテゴリ:映画レビュー
今日はのっけから飛ばしていくぜ!
何をって、そう、「超時空映画館」をな!!

(今日のお題)
ハロウィン (1978年、アメリカ)



(あらすじ)
1963年、イリノイ州のある町で、ハロウィンの夜に幼い少年が姉を包丁で刺し殺すという事件が発生した。
少年の名はマイケル・マイヤーズ。
マイケルは精神異常者として精神病院に措置入院させられるが、マイケルを診察したルーミス医師は異常極まるマイケルの精神構造に恐怖と危機感を抱き、病院の警備を増強するよう上層部に掛け合うも、無視されてしまう。
それから15年後の1978年、ハロウィン前夜。21歳に成長したマイケルは突如として病院を脱走し、職員の車を奪って姿を消した。
ルーミス医師はマイケルが生まれ故郷の街へ向かったと確信し、彼の後を追う。

(感想)
「遊星よりの物体X」「ゼイリブ」などで有名なアメリカの奇才ジョン・カーペンターの監督作品です。
撮影はわずか30万ドル強という低予算で始められましたが、公開後の収益はアメリカだけで4700万ドルを叩きだすという大ヒットとなり、それまではほぼ無名の監督であったカーペンターの名前を一躍スターダムにのし上げた文字通りの「出世作」です。

話の筋は、病院を脱走し故郷に舞い戻って人を殺す精神異常者とそれを追う主治医の対決、そして殺人鬼に狙われた女子高生のピンチを描くもので、細かいひねりやこの手の映画にありがちな犯人探しなどはゼロ。大変わかり易い筋書きになっています。
犯人であるマイケルがどうして実の姉を殺したのか、また女子高生ばかりに目をつけて襲う理由は一体なぜなのかは結局明かされずに終わりますので、いささかの不条理さは拭いきれないところですが(このあたりは二作目で明らかにされます)、言ってしまえばキチガイの思考などわからなくて当たり前と開き直って撮っているように思われる部分もあり、映画を見る上でそれほど大きな障害にはなりません。
最初から最後まで混乱することなくすんなり鑑賞できるでしょう。
ただ、映画の大半を女子高生がハロウィンの夜に過ごすであろう様々な生活風景が占めているので地味といえ、そういう点で少し退屈するかも知れません。

この映画の面白いところは、ホラー映画を代表する作品と言われながら、全く流血描写がないところです。
犠牲者がマイケルに包丁で殺されるシーンですら、血は出ません(カット割を上手く使って直接傷口を見せないようにしている)し、マイケルは怪力を使って(精神病院に15年も入ってじっと壁を見つめていただけの男性がなんで怪力を身につけるのだろう)犠牲者を絞殺する方法を主に使用するので、元から流血には気を使っているようです。
それに加えて、マイケルは徹頭徹尾「物静か」な殺人者として設定されており、いきなりわっと飛び出して犠牲者に襲いかかるような、いわゆるびっくり箱的な演出もほとんどありません。
そのかわり、さりげない調子で描写されるハロウィンの風景のあちこちにマイケルが不気味に映り込み、何もせずに佇んでいたり、暗闇からじっとこちらを伺っていたりする。
子守に倦んで電話でおしゃべりする犠牲者の背後の窓から覗く庭の暗闇の中に、マイケルのかぶる白いマスクがぼんやりと浮かび上がるシーンなど緊張感もあり、不気味さもあり、ミステリアスでもあり、中々怖がらせてくれます。
ごく普通の見慣れた風景の中に、「異物」としてマイケルが紛れ込んでいる不気味さ、そして恐怖。
「13日の金曜日」のジェイソンなどよりも、こちらのほうが数倍怖い。
血に飢えた殺人鬼でありながらも静的というこの不思議なイメージが、数多く存在する映画殺人鬼の中でもマイケルをとくに異色の存在にしているといえます。

このように優れた映像感覚や演出を見せるこの「ハロウィン」ですが、出演俳優たちは正直、首を傾げざるを得ません。
マイケルの宿敵であるルーミス医師役のドナルド・プレザンスはさすがに貫禄ある演技でこれは中々と思わせますが、物語の主人公であるはずの女子高生ローリーやその友人たちは、揃いもそろってぱっとしない人たちばかり。
やはりこういう殺され役のキャラクターたちには、美しいあるいは可愛らしい女性をキャスティングして欲しかった。
そうでないと画面が地味になるばかりか、感情移入もしづらい。
特にローリー役のジェイミー・リー・カーティスには困ったもので、ブスとはいいませんが物凄いおばはん系の老け顔。
個人的にはマイケルに襲われても同情できませんでしたw
しかも声が酒焼けしたみたいなガサガサ声で、その上キャラクターが堅物で奥手な真面目さんという「三重苦」、ついでに言うとDVDに同時収録されている吹き替え版は声が藤田淑子で、おもいっきりババキャラになっとります。
というわけでとてもティーンエイジャーには見えず、いやはやこれほど魅力のないホラー映画のヒロインも珍しいのではないでしょうか。
良かったのは悲鳴だけですね(カーティスはこの映画で「スクリームクイーン」の称号を得た)w
ローリーに先駆けてマイケルに殺される友人たちもそれほど可愛い顔ではないのでなんとも「華がない」絵面が全編にわたって展開されます。
このあたりはほんとうに惜しいですね。
まあローリーは前述のとおり融通の効かないような、ちょっとおミソ系のキャラなのでわざとカーティスにキャスティングをしたのかも知れませんが、ローリー役はカーティスのままでも、友人たちはその当時でもゴロゴロいたはずのカワイコちゃん女優にやらせていれば、もっと色っぽい絵になったんじゃないかと思うのですが。
ほぼ同時期に撮影されている「悪魔のいけにえ」のマリリン・バーンズなんかほんとうに綺麗でしたから、探さずとも美人女優はいたと思うのですが。
それともカーペンターの好みがああいうタイプの女性たちなのでしょうか?w
なお、魅力のない彼女たちの代わりに、リンジーという子守のバイト先の女の子が結構可愛いくて、なんとなく安心しましたw

音楽は監督のカーペンター自らが手がけていますが、これがまた中々の名曲で、カーペンターの非凡な才能を感じさせます。アップテンポの中に不安をかきたてるようなシンセサイザー音楽で、暗くミステリアスな画面によくマッチしていました。
僕は友人に頼んでサントラ盤を手に入れたくらいですからねw
このような偉大な才能を持つ映画監督カーペンターでしたが、近年は全くぱっとしない内容の映画ばかり撮っており、しかも病気で寝たり置きたりの生活を送っているようです。
この手の「悲しい一発屋系」の監督はトビー・フーバーやスピルバーグなど意外に多いのですが、カーペンターは面白い映画を数多く撮っているだけに惜しまれます。
いつの日にか、完全復帰してくれることを祈ります。
そういえば嘘かホントか、カーペンターはなんと日本のAKB48のファンで、今度プロモーションビデオを撮らせて欲しいと秋元康に言ってきたそうです。
実現したらどんなビデオが出来るのか、興味あるところではありますよね。

怖い映画が見たい、でも血がドバっと出るようなゴア映画は嫌だなあ…と思っている方も結構多いのではないかと思いますが、この映画はそんな方々にも安心しておすすめできる1本になっています。
出演者以外はw、さすが名作とされるだけの映画だと納得できる出来栄えです。
機会があれば、是非どうぞ。

2012-10-29 01:35 | カテゴリ:ブログ
今日は…と言ってももう日付が変わってしまったので昨日は、ということになってしまうのでしょうが、午後から結構強い雨が降り、気温がかなり下がりました。
やはりこの時期は一雨降るごとに寒さが増していくような気がします。

もう朝晩などは相当寒くなってきていて、もうすぐで氷点下にまで下がりそうなほど。
僕の知人の中には、早くもストーブを焚き始めた人たちもいました。

我が家でも朝方の寒さに耐えかねて、ストーブを焚こうと押入れから反射式のものを出してきたのですが、重要なことに思い至りました。
なんと我が家には今、石油がないのです。

家の裏にタンクがあって、そのタンクに燃料店に依頼して配達してもらった石油が入るのですが、今シーズンは11月からという契約になっているので、まだタンクが空なんです。
ストーブがあっても石油がなければどうしようもないので、虚しくストーブを出してきただけで置物のようになっていますw
しかたがないので、今夜の夕飯には鍋など食べて温まりましたが、こんなのはまあその場凌ぎですね(^^;)。
食べてる時は温かいけれども、食べ終わってしばらくするとまた冷えてくる。
まあ今からストーブを焚いてしまったら真冬になった際にはもっと辛いことになりそうな気もしますから、もしかするとこれはこれでいいのかも知れませんが、寒いには寒いですからねえ。

しばらくはドテラで何とかしのごうと思います。



2012-10-27 23:46 | カテゴリ:ブログ
昨日、牛の白もつ(一度ボイルして脂抜きをしたもつ)がスーパーで売られていましたので、急に居酒屋風のもつ煮が食べたくなってしまって、作ってみることにしました。
居酒屋に飲みに行けば簡単なのですけど、飲みに行く金が無いのですよw

もつを日本酒とにんにくと生姜を入れたお湯で2回ゆでこぼしてアク抜きし、それを大根、人参、ゴボウ、こんにゃく、玉ねぎと一緒に2時間くらい煮ました。
味付けは味噌と醤油、砂糖、ほんだし。味噌が少なくて、なんか醤油の分量が多くなってしまったのだけど、まあまあ上手く出来ましたよ。
ところが作ってみたのはいいが、量が多くて閉口(^^;)。
食べても食べてもちっとも減らねーじゃねーか!w
やはりごぼうの量が多かったのか…。
明日、知人に「おすそわけ」と称して押し付けようと計画中ですw

そろそろハロウィンだそうなので、タイムリーに映画「ハロウィン」を見ました。
カーペンターの撮った初作の方です。
話の筋は一直線で何のひねりもないですが、ビジュアルやカット割りに尋常では無いものを感じますね。
駄作も多いカーペンターですが、やはり優れたものを持っている映画監督だと思います。
しかしジェイミー・リー・カーティスのものすごくババ臭い顔の高校生役はスゴイですねw
吹き替えも何故か藤田淑子でしたので、ババ臭さが加速してました。
そのかわりリンジーという前髪ぱっつんおさげの子役がやたら可愛かったです。
レビューは後日に譲りますが、内容的に満足できる映画でした。

2012-10-26 21:18 | カテゴリ:ウルトラマン・特撮
先日のゲオのレンタル。
あれで借りた「ウルトラマン80」を見ています。



実を言いますと、僕がリアルタイムで見ていた記憶があるウルトラシリーズはこのウルトラマン80が初めてなのですが、その割には深い思い入れがないんですよ。
なぜなのか、というと、このウルトラマン80のシリーズは怪獣の造形に魅力的なものがなかったからだと思います(もちろん個人的にですが)。
僕はウルトラマンよりもむしろ怪獣に惹かれていたという、典型的な怪獣オタクの幼児でしたので、その怪獣の着ぐるみがカッコ悪かったりチャチだったりすると、それだけでもう見る気をなくしてしまうんですね。
今にして思えば、円谷プロが信頼を寄せる着ぐるみ工房が制作したもののはずだし、ハードな撮影にも耐えられるようにしっかり作っているわけだから、チャチな出来なわけがないのですけどねえ(^^;)。
結局のところは着ぐるみの出来が悪かったというわけではなく、おそらくは怪獣のデザインに納得行かなかったんじゃないかと思います。
なので、帰ってきたウルトラマン以降のウルトラシリーズに激しい思い入れがないというのは、今になって納得できる気がします。ウルトラマンレオとかには、ほとんどギャグにしか思えないようなトホホデザインの怪獣が多いですからね(^^;)。
残念ながら、ウルトラマン80もそのデザイン路線を踏襲している感じがあって、バルタン星人が豚鼻だったりとかして、ほとんどまともに見ていなかったという事情があるのですね。

それに加えてウルトラマン80(キャラクターとしての80です)も、なんか鼻がついてたりして、それまでののっぺりしたいかにも宇宙人チックなウルトラマンのデザインに慣れた自分としては、正直魅力的に見られなかった。
鼻はウルトラマンレオにもついているんですけど、レオは頭の形がへんてこじゃないですか。
だからバランスがとれているというのか、なんだか納得できた部分があるんですね。
でも80はちゃんと「ウルトラマン系」のデザインなので、それに鼻が付いているというのが、どうも違和感があったのです。
主人公の外見に魅力がなくて、敵役である怪獣のデザインにも魅力がないとなれば、物語なんてアクションシーン以外はそれほどの理解力など無い幼児にとっては「面白い」番組とは到底、思えなかったわけです。
それでウルトラマン80は僕にとっては「ぱっとしないウルトラマン」というレッテルが貼られてしまい、この歳まで一切省みることがなかったんです。

ところが先日から書いていますけれども、マイティレディのお陰でウルトラマンへの興味が再び強くなり始めてきて、あらためて色々なウェブサイトや動画などを見る機会を多く得たのですが、そこで知ったのは番組自体の視聴率は悪かったものの、ウルトラマン80の評価はかなり高いということ、そしてウルトラマン80の戦闘シーンがかなり激しいということ。
シリーズ唯一無二の出来栄えというレビュアーもいたりして、それを読んでからYouTubeやニコニコなどの動画を視聴したところ、まさに噂に違わぬ出来でどうにもスバラシイ…!ということにようやく気づいたのですね。

何が凄いのかというと、それまでのウルトラマンって言ってみれば単純な殴る、蹴る的な格闘攻撃と光線技くらいしかなかったと思うのですが(初代ウルトラマンなんてまさにそんなかんじでしたね)、80はプロレス技のローリングソバットやローリングエルボーからの首投げ、空手の後ろ回し蹴り、中国拳法の半旋風脚、しまいには柔道の巴投げや合気道の小手返しなどバリエーション豊かな格闘攻撃を使用し、怪獣や侵略性宇宙人と激しい「格闘戦」を繰り広げているのです。
それを見た時、

「なんだ!?ウルトラマン80スゲェんじゃねえか!」

って思ってしまいまして(何しろ管理人がプリキュアがカポエラなどの格闘技を使ったのを見て感激するくらいの人間ですからw)、俄然興味が湧いてしまったという次第です。

で、実際今回DVDを借りてみて見ているのですが、戦闘だけではなくドラマパートも普通におもしろかったです。
ウルトラマンは言ってみればジャリ番なので、戦闘以外の部分はなおざりにされることが多いと思うのですが(同じ変身ヒーローの仮面ライダーなどがそうでしょう。1号2号時代は本当に「子供だまし」でしたからね。いまだに普通に見られませんw)、80はかなりしっかり作ってあるので、30分の物語が破綻せず、大した矛盾もなく進んでいきますから見ていてこれという大きな違和感も感じない。
大人向けなイメージが強いウルトラセブンほどではないけれど、子供だけではなくて大人でも普通に見られる仕上がりになっています。
主人公・矢的猛のがむしゃらな先生ぶりやそれを取り巻く教師たち、生徒たちのキャラクターも立っているのでなかなか楽しい。

ウルトラマン80では、人間が持つ怒りや悲しみ、苦しみなどのネガティブな感情がマイナスエネルギーとなり、怪獣に具現化するという設定を撮っているのですけれど、そのマイナスエネルギーの発生を少しでも抑えようと、ウルトラマン80こと矢的猛は教師になったわけです。

「見てください、この子供達を。このまま育てば怪獣になってしまうような子供もいるんです。僕は怪獣の根本を叩き潰したいんです。僕は怪獣と戦うのと同じような気持ちで先生になったんです」

猛がUGMの大山隊長に言ったこの台詞、なかなか深いものがありますよね。いまの世の中、本当に怪獣になってしまった青少年=かつての子どもたちは多いわけで、今になって考えさせられるものがある台詞です。
ウルトラマンが先生に…というこの試みは番組前半部で頓挫し、すぐに路線変更に至るようですが、いまさらの意見なのですがこの路線で最後まで続けて欲しかったですねえ。

そんなわけでしばらくウルトラマン80の鑑賞が続きそうですが、昔はダメだこりゃ、と思っていたものが年を経てみて初めていいものだと気づくということは意外に多いものですね。
自分の価値観が変わったということもあるでしょうが、当時の自分がいかに何も考えず番組を見ていたかということ感じて少々恥ずかしく思ったりもしました。

2012-10-25 22:35 | カテゴリ:映画レビュー
久しぶりにやります、何をかといえば、そう「超時空映画館」。
そして今回は、ついにというかようやくというか、ホラー映画以外のレビューです。
そのお題はこれ。

「宮澤賢治 -その愛-(1996年 日本)」



(あらすじ)
盛岡中学を卒業し、故郷花巻に戻ってきた18歳の宮沢賢治。彼は花巻駅で、度重なる飢饉で疲弊した農民の娘が都会に売られていく光景を目の当たりにし、大きな衝撃を受ける。それ以降、彼は農民の生活を救いたいという思いを胸に秘めるようになる。高等農林学校に学び、父との反目や妹の死という辛い試練を乗り越え、地質学者として教育や土壌改良に携わることで岩手の農業を救おうと奔走する傍ら、数多くの童話や詩を書き綴っていく賢治だったが、その身体は次第に病に蝕まれていく。

(感想)
この日記でもいい加減お馴染みになってきたでありましょう、わが郷土が生んだ偉人・宮沢賢治の生涯を映像化した伝記作品です。
この映画は今から16年前の1996年に制作されたのですが、その年は宮沢賢治生誕百周年の年で、様々なイベントが開かれた年でした。
その中には舞台やテレビ番組そして映画も入っていたわけですが、この映画もそんな「イベント用」に作られた一本です。
なお本作は三上博史主演の松竹制作ですが、同時期に作られた賢治映画はもう一本、緒形直人主演の東映作品「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」も公開されています。

監督は江戸時代中期の大百姓一揆を描いた「郡上一揆」や、明治時代の秩父騒動を扱った「草の乱」など時代物が多い神山征二郎。
脚本は先日100歳の大往生を遂げた大脚本家・新藤兼人。
出演は賢治を三上博史、父・政次郎を仲代達矢、妹・トシを酒井美紀がそれぞれ演じ、脇も八千草薫、田中実、尾美としのり、前田吟などの演技達者ががっちり固めています。
さらに、企画協力として賢治の実弟・宮沢清六がスタッフに参加しています。清六は当然ながらナマの賢治を見知っているわけですから、この「生き証人」の参加は映画を作る上において非常に大きな助けになったことでしょう。
あらためて見るとすごいキャストやスタッフが揃ったものですね。
これなら面白くないものを作るほうが難しかろうと思うのが当然です。
しかし、それで本当にこの映画が面白く仕上がったのか?となれば、それは甚だ疑問と言わざるを得ません。
つまり、つまらないのです。

☆これ以降、こき下ろしになります。
つまり、僕はそれほどのこの映画に失望したのです。



この映画がなぜつまらないのか。
答えは簡単です。
この映画が、最初から最後まで賢治にまつわる様々な「エピソード」を継ぎ接ぎしたコラージュにすぎないからです。
観客に訴えたいテーマは見えてこず、またストーリ性もなく、その上宮沢賢治なる人間がどのような人物で何を求めて生きて死んだのか、彼が残した作品にはどのような意味があったのか、それすらも表現できていません。
いったい、監督はこの映画で何を観客に伝えたかったのかが見えてこない。
確かにこの映画で取り上げられたエピソードが知られなかった秘話なのかもしれないし、そういった逸話に興味を惹かれる部分もないわけではないでしょう。
しかし、それをつなぎあわせて1本の映画にして面白いものが出来るのか…といえばそうではありません。
人間の死体を継ぎ接ぎして人間に見せようとしたフランケンシュタインの怪物みたいなもので、人間(映画)に見えないんです。ただちぐはぐな印象しか受けません。
そこには当然感動も感慨も生まれてきません。
この映画には言ってみれば「物語」がないのです。

しかもそのエピソードもなんとも中途半端な扱い。
一例を上げると、賢治の盛岡高等農林学校(現在の岩手大学農学部)での生活を描くシーンでは、友人たちと同人誌を作って詩作を楽しんだ、というエピソードが取り上げられています。
しかし不思議な事に、賢治に多大な影響を及ぼした友人一人で、お互いを「恋人」と冗談で言うほど交流の深かった大親友・保阪嘉内にはほとんど触れられていません。とりあえず保坂が学校を退学処分になるシーンは描かれていますが、彼らの交流が深いという描写はゼロです。保坂が退学になるという理由は語られますが、その保坂がどういう人物で、どのように賢治に影響を及ぼあしていたのか、そのあたりの掘り下げは全くなされません。保坂は賢治の青年期を語る上では欠かせない人物なので、高等農林を描くなら保坂を紹介しないことには嘘です。

また、賢治が農学校の先生をやっていた時代に生徒と一緒になって演じた「バナナン大将」、これを劇中劇で延々と見せつけるシーンがあるのですが、こんなシーンは端折ったところで物語の進行上全く問題ないのですから(この舞台を切掛にして藤原嘉藤治と友人になりますが、そんなことは台詞で説明すればいいことです)、こんなシーンを入れるなら、農林学校でどのようにユニークな授業を行ったのかや、生徒との交流などをもっと描いて欲しかったです。

上は一例に過ぎませんが、様々なエピソードとりあえず取り上げてはいるものの、すべて軽く表面だけをなぞって終わっているだけなので「だから何?」としかいえないのです。
また、蛇足的なエピソードも幾つか追加されています。
途中で賢治の知人の農民(前田吟)が度々登場し、彼の田んぼが全滅したり、貧しさに耐えかねて娘を売ったり、絶望して家に火をかけたりするのです。
おそらく脚本や監督は、この農民の苦境を描くことで東北の農民の苦しい生活を描きたかったのでしょうが、エピソードが挿入されるタイミンクがかなりトンチンカンな感じで、貧乏のあまり娘を売りに出す映画冒頭のシーン以外は、全然話が噛み合っていない。
特に家に火を付けた時なんて、賢治が「気を確かに持って!」とか言って必死に止めてるけど、次のシーンでは賢治は砕石工場に入社してるわけですから。そして当然のようにこの農民とその一家は以降登場しません。
バナナン大将の劇中劇と一緒で、こういう無意味なシーンを撮影するくらいなら他に書くべきことがあるだろうということです。

ラストは、賢治の死後蔵にしまわれていたトランクを清六が開き、中から「雨ニモマケズ」の書かれた手帳を見つけます。そこで雨ニモマケズの朗読が流れてEND…なのですが、賢治が何を思ってこの詩を書いたのか、そのあたりの突っ込んだ描写もゼロです。
清六に「兄さんはこれをどういう思いで書いたんだろう」みたいなことを涙を流しながら一言言わせるだけでもだいぶ違うと思うのですが、そういう演出は一切なし。

逆に、賢治が奇声を発したり、奇妙な行動を取るシーンはやたら執拗に描かれており、それらが頻繁に挿入されるので、「賢治ってやっぱり変な人だったんだなあ」って改めて思わせてくれます(苦笑)。
父との対立も口角泡を飛ばして罵り合ったり激論したりすることはなく、駄々っ子の賢さんがただわがままや意味不明なことを言って父親を呆れさせ、困らせ、結局は泣きついて何かしてもらっているようにしか見えず、これのどこが対立なのかなんともトホホな感じです。
まあ対立とか言っても実際にはそんな程度だったのかも知れませんが、見る方はもっと劇的なものを期待するわけですから、そのぬるい対立を映画として見せられても面白くもなんともないわけです。
「映画」として観客を楽しませるために撮影されたもののはずですから、多少の誇張はあってももっとドラマチックに撮ったほうが良かったのではないかと思います。
役者の演技はまあまあ上手なので、これは純粋に脚本が悪いのでしょう。
新藤兼人って脚本の神様みたいに呼ばれているけど、この映画を見た限りでは大したことねえなあと思っていまします。適当に書いたか、何かの片手間で書いたんじゃないのか?と勘ぐりたくなる酷い出来。
もしかして、補助金が欲しくてプロデューサーの奥山和由が無理やり作らせた映画じゃないのか?と一瞬思ってしまいました。

そんなグダグダ脚本の中で、俳優陣は結構頑張っています。
賢治を演じた三上博史は奇声を上げながらいざったり、明らかに挙動不審な行動を見せる、「変人」としての賢治を上手く表現していますw
しかし顔が全く似ていない(イメージすら出来ない)上に、鋭すぎる顔つきが災いして、宮沢賢治というよりもただのキチガイにしか見えないのは悲しいところ(爆)。
そんなへんてこな息子に振り回され、苦労する父親を仲代達矢が上手く演じており、それを見ているとこの映画は賢治よりもこの父親の苦労を撮りたかったんじゃないのかと思うほどです。
酒井美紀のトシは、抑えめな演技ではかなげな少女を上手く表現していますが、このトシは臨終に際して「あめゆじとてちてけんじゃ」と言いません。
「兄さんをよろしく」とか言って死んじゃう。なんなんだよ、お前は賢治のかみさんかよ、とツッコミを入れたくなる変な演出で、かなり盛り上がるはずの場面を台無しにされて結構がっかり(この演出はもしかしたら賢治とトシは近親相姦的な感情を抱き合っていたということの暗喩…なのかも?)。
母親役の八千草薫や、清六役の田中実は俳優の無駄遣いですね。脚本上でキャラクターが全く動かないので、非常にもったいなく思いました。ほとんど台詞もないくらいですから。
しかも、全編を通じて流れる奇妙なイントネーションの花巻言葉(南部弁)にネイティブとしてはウンザリです。かろうじて仲代達矢がそれなりに聞こえる言葉遣いでしたが、主人公のくせに三上博史は酷い。
こんな福島弁みたいな、尻上がりのへんてこな南部弁を喋らせるくらいなら、最初から標準語で喋らせて欲しいですね。
そのほうが見ている人にも理解しやすいでしょうし、大体、賢治が花巻弁を話すことに映画的な意味はそれほど無いのですから。

いや、賢治ファン「だからこそ」こういう感想を抱くのか、それとも賢治ファンで「すら」こういう感想を抱くというべきなのか、とにかくいろいろな意味においてひどくがっかりした映画でした。
こんな映画を百周年事業として見せられた人たちはたまったもんじゃなかったでしょうね。
見終わった後、溜息しか出ない映画です。
正直ここまでつまらない映画は久しぶりに見ました。
途中で何度DVDデッキを止めようか、それとも早回しで流し見しようかと思ったことか…。
それをぐっとこらえて最後まで見た自分を褒めてやりたくなる一本です。



2012-10-24 23:53 | カテゴリ:ブログ
先日、DVDレンタルのゲオのネット会員に登録しました。
ポンタカードとか言う、ローソンやケンタッキー揚げ鶏屋でも使える共通ポイントカードが使えるそうなので(これが会員証の代わりになるみたい)、まあDVDを借りてポイントつくならいいかと思って入会したわけです。
TSUTAYAとか面倒くさそうですもんね、クレジットカードつけろとかうるさいし。
ゲオはそういうのがないだけでもいいや。

実は近所にも何軒かゲオのレンタル店があるのですが、あの映画が見たいなーと思ってふらっとお店に行ってみても、見たいものは貸出中だったり、そもそも店に置いてなかったりしましたので(店舗によって品ぞろえにバラつきがあるとか、極力なくして欲しいですよね)、ここは今流行らしい宅配レンタルというものを利用してみることにしました。
しかも今月末まで旧作が1枚80円セールだそうなので、送料300円がかかってもかなり安く抑えられます。
そこでこの際なので、以前から見たいと思っていたものを何本か借りてみました。
6枚借りて、送料込みで780円也。
1000円以内で借りられるんですから御の字です。

で、昨日貸し出しを申し込んだら、今日の夕方にはもうDVDが届きました。
凄まじい速さですね(^^;)。
きっとAmazonもびっくりです。
返却は送ってきた袋に入れなおしてポストへポンでいいそうです。
便利な世の中になったものですねー。

値段もそれほど高くないですし何よりも借受も返却も簡単なので、今後もちょくちょく借りてみようかしらと思います。
鑑賞した映画の感想は後日、書きたいと思います。

2012-10-22 19:23 | カテゴリ:ガンダム
昨日、夕飯の買い物に近所のスーパーへ出かけたところ、いま話題の(?)「ズゴック豆腐」「ザク豆腐 デザート仕様」が販売されていたので、思わず手に取りました。
1週間ほど前、某所で友人が「ズゴック豆腐をゲット、鍋に入れてみた」と写真を日記にアップしていたのを見て、ガンダムファンの端くれとしては都会のものの回り方にいささか嫉妬したことがありましたのでw、ようやく田舎にも出まわる余裕が出たのかとひと安心です。

水が良い盛岡市は日本で最も豆腐の消費量が多く、市内にもかなりの数豆腐屋が残っているといういわば「豆腐の街」。
特に「寄せ豆腐(都会ではおぼろ豆腐っていうみたいですね)」の美味しさはこたえられません(^^)。
そんな町でこの豆腐が売られるというのも何やら不思議な気がしますが、まあ逆に言えば豆腐好きが多いから売れるんじゃないかという側面もあります。
しかし、こと豆腐の味については一家言持つ盛岡人が果たしてこの豆腐の味を認めるでしょうか。これはメーカーと、仕入れ元にとってはひとつの賭けとも言えましょう。
まずはその勇気に乾杯。
しかし、豆腐好きとしては心を鬼にして、厳しく試食レビューをしたいと思います。


ザク豆腐デザート使用。「D」の文字が眩しい。
デザートは砂漠の意味ではなくておやつの方のデザートという意味のようです。
バニラ風味と書いてありますが、「豆腐でお菓子か…」と思われる方も多いかも知れません。
しかし、盛岡には「とろんプリン」という黒蜜をかけて食べるとすこぶる美味いなめらか豆腐がありますので、盛岡人はびくとも動じないのであります!!

zaku2.jpg
パッケージの裏。
…これ、セイラさんがカイをひっぱたいた時の台詞のアレンジですよね。
しかし豆腐だから軟弱なのは当たり前の気がしますなw
果たして味はどんなものなのか、期待が高まる。

zaku1.jpg
そして中身。
スケルトン仕様って書いてましたが、すると豆腐がこの色なのか。
さすがバニラ風味とか書いてあるだけあるな。

試食レビューの前にズゴック豆腐の紹介に行きましょう。
zgoc3.jpg
パッケージ表。
鍋用とか書いてある。
昆布風味だそうです。

zgoc2.jpg
パッケージ裏。
今度はスレッガーの台詞かw
そして「ザク豆腐」のレビューでも書きましたけどまた圧倒的ジオラマレシピw
圧倒的w

zgoc1.jpg
中身です。
うん、ズゴックだ、ズゴック。
でも色がなんかゾンビ肉みたいで毒々しいなーw

そして試食です。
残念ながら、夕飯が鍋ではありませんでしたので、ズゴック豆腐の試食はまだしておりません。
しかしザク豆腐Dの方は試食しました。
その感想ですが…普通に美味しくない。
微妙という表現ではありません。
美味しくないです。

味を端的に説明するなら「バニラ風味の豆乳」。
味はほんのり甘みがありますが、豆腐の味と言うよりも、本当に「豆乳」のような味で、豆腐のコクのある美味しさが感じられません。
いや豆乳の味そのものだったらまだいいのですが、変に甘く(甘い!と叫びたくなるほど酷い強さの甘みではないのですけどね)その上バニラが効いているので、どうにも手に負えない感じ。
そしてこれが最も重要なのですが、舌触りが悪いんですよね。
一見、絹豆腐みたいなのですが、実際に口に入れてみると、むしろ木綿豆腐みたいにザラザラな感じです。いや、この感じは独特で、木綿豆腐ともまた違った感じですね。
普通のザク豆腐は枝豆風味で、いわばおつまみ系だったので、この舌触りもまた良かったのですが、今度はデザートです。はっきり言って、この味にこの舌触りは合いませんね。
プリンのような舌触りにすればまだマシだったのでしょうが…。

発想や試みとしては面白いと思いますが、肝心の味がこれでは…。
この豆腐では盛岡人を攻略することは出来ないと思います。
ジオン軍破れたり!!
まだ試食していないズゴック豆腐の方に期待したいと思います。

2012-10-21 23:56 | カテゴリ:ウルトラマン・特撮
マイティレディを日記に書いた時から、子供の頃大好きだった特撮やウルトラマンたちが妙に懐かしくなってしまいまして(^^;)、ウルトラマン関連の動画をニコニコとかYouTubeで見まくっています。

みなさんもご存じのように、ウルトラマンは平成に至るまでシリーズとして続き、膨大な数のウルトラ戦士が存在していますが、僕が子供の頃に一番印象があったのは「ウルトラマンレオ」なんです。
なぜかといいますと、実は幼稚園の保母をしていた僕の母親がウルトラマンシリーズが好きだったんですが、一番好きなのがレオだったからなんです。
それで、その頃はビデオだの何だのの録画機器なんてありませんから(8ミリの時代ですからね)、よくレオのレコードを母に聞かせられました。
レコードといってもソノシートと言いまして、いまの若い方にはおそらくピンと来ないと思うのですが、ウルトラマンを始めとするテレビまんがの絵本にペラペラのレコードがついてくるものがよく売られていたんですよ。
母がそれを買ってきて、本当にその頃の僕は子供だったんですけども(多分2~3歳だったんではないかな)、その絵本を読みながらソノシートを聞かせてくれていたんです。
それで、ウルトラマン、といえばレオだと刷り込まれてしまったのですね。

でもそれから少し大きくなった小学生くらいの頃に、テレビの再放送(僕の田舎では、何故か朝の6時半とか言う変な時間帯によくウルトラシリーズが放送されていましたので、「早起きまんが」と称してました)で、実際にレオを見た時、なんて言うか、あまり面白いと思えませんでした。
なんだかやたらと特訓シーンとかがあったし、モロボシダンは松葉杖ついているし、怪獣の造形がチャチだしで、なんだかなぁ…と思ってしまったんですね。
その頃はたいていのウルトラシリーズを目にしていたんですけど、一番好きだったのはやはり最初のウルトラマンでした。次はセブン、それからなぜかタロウでした。
タロウに変身する篠田三郎さんがとにかくかっこよくて好きでしたね。
しかしどういうわけか、今に至るまでレオは嫌いになれない作品です。
レオが工場の煙突を引っこ抜いてヌンチャクみたいにして使うブルースリー映画の影響とか、仮面ライダーみたいに特訓するシーンがあるとか(子供のころはこれが嫌だったんだけど)、モロボシダンがいい味出してるとか、すごく面白いと思えるようになりました。

…そしてここで恥を晒しますがw、性的なトラウマがあるんです

実はレオの弟でアストラというキャラクターがいますが、彼の足にはまった金輪(足かせ)や、びしょぬれになってマグマ星人と戦うレオの水に濡れたウェットスーツを見て、生まれて初めて性的に興奮したのです(爆)。
それ以来、怪獣と取っ組み合って戦うウルトラマンたちの姿に奇妙なエロチシズムを感じるようになってしまいました…。
妙なフェティシズムに目覚めてしまったませたガキでしたねえ(^^;)。
マイティレディやヒロピンが大好きだというのもそのあたりの影響があるんだと思います。

閑話休題、よく聞かせられていたそのソノシートに入っていたのが、子門真人が歌うウルトラマンレオの歌だったんです。
僕はこの子門真人さんの深みのある声が子供の頃から今に至るまですごく好きで、このレオの歌も違和感なく聞いていました。

これがその歌です(YouTubeに飛びます)。
多分、僕が聞いていたものと同じもの…だと思いますね。

ところが、最近になって調べたら、実際のレオの主題歌を歌っていた方は全く別な方だったのですね。
それが今更のようにショックでした(^^;)。
そちらの「本家」を聞いておられた方というのは、子門真人さんの歌に多分違和感を持たれると思うのですが、僕は全く逆なんですよね。
なんか、テレビの方で歌っている方は、もちろん下手ではないのですけど、歌い方が軽いというかなんというか、僕の心には響いて来ませんでした。
レオの主題歌はかなり大人っぽいというか、かっこいい歌詞なのですけども、やはりそれに似合うのは子門真人さんのあの深みと重さを感じられる声でないと…と思ってしまうんです。

三つ子の魂百までも、というやつでしょうか。
現在は歌手として活動しておられない子門真人さんですが、またあのお声を聞きたいですね。
そしてその際には是非、レオの主題歌を歌っていただきたいものです。

2012-10-20 21:52 | カテゴリ:ブログ
寒いです。
いや、冗談ではなく、かなり寒くなって来ました。
もう「肌寒い」とか言うレベルではありません。本当に震えが来るほど寒くなって来ました。
まあ、ここ数日来風邪気味というのもあるのでしょうが、朝晩は本当に冷え込みます。
日中でもお日様が照らないとかなり寒いです。
秋なんだなあ…とかしみじみと言うようなレベルじゃないですねこれ。
「さみーよ!」
って大声で叫びたくなるレベル。

そこで、ちと早いかなとは思いつつも、昨日からドテラを着始めました。
といってもまだ本格的に厚みのあるやつではなく(冬を想定すると、今からそれを来ているのは困る)、押し入れから探し出した薄いやつなのですけどね。
それでもある程度は温かいです。着ると着ないとでは大違い。
この先は寒くなる一方でしょうから、しばらくはドテラを着込んで「ドテラマン」になる日々が続きそうです。
もっとも優等生じゃないし勉強もすきじゃないけどw


2012-10-19 23:22 | カテゴリ:ウルトラマン・特撮
今日は先日読みました
「マイティレディだけを撮ってきた!!インディーズ映画監督のトクサツ人生」
の感想を書きます。



一読しての感想なのですが、この本はよくも悪くも「大桃一郎(マイティレディの監督)一代記」ですね。
それ以上でもそれ以下でもありません。
大桃監督が現在まで歩んできた半生を紹介し、インディーズ巨大ヒロイン「マイティレディ」をどうやって生み出し、そして育んできたのかを丁寧かつ優しい筆運びで紹介しています。

自主撮影映画に明け暮れた少年時代、バブル崩壊に伴い夢破れてサラリーマンをせざるを得なかった青年時代、再び特撮に携わりマイティレディを復活させた現在を通じて、大桃監督の半生からは
「継続は力なり」
「好きこそものの上手なれ」
「人脈は力」
などといった教訓的なこと(?)が感じられます。
それらは映画監督にかぎらず、芸術分野で成功を収めた人々には共通していることではないでしょうか。
才能はもちろん大きなものですが、その才能よりもまずは上記に上げたようなメンタル的な部分、そして良好な人間関係を築く社交性などのほうが、その道で成功するには重要なものなのではないかという気がします。
それをこの本を読んであらためて感じました。
自分も頑張らねば…!
そんな気にさせてくれます。

と、ここまで書きましたが、それ以外に書かれていることはありません。
マイティレディの貴重な資料が沢山載っているわけでもないし、レディに関しての面白いエピソードがあるわけでもない。
本当に、監督の半生記だけで終わっている本です。
マイティレディのファンが資料的価値を求めたり、またお気に入りのマイティレディのスナップを見たいと考えてこの本を買えば、まず間違い無く肩透かしを食います。
マイティレディも初代から数えてすでに何十年も続いている一大シリーズです。
この手の貴重な資料やたくさんのスナップ写真などは山のようにあるはずで、またそれらはレディがインディーズでありマイナーな存在だけに日の目を見ることは少ないでしょう。
この本には「公式漫画」として「いきなりマイティレディ」という漫画が載せられていますが、こういう漫画なんかは正直いらないので、その代わりに資料をたくさん載せて欲しかったです。
残念ですね。
ちなみに漫画はまあまあ絵が上手かったです。あんまり面白くなかったけど。

あと、この本はサブタイトルに「君も特撮映画監督になれる!」というコピーが付いているのですが、この本を読んだからといって映画監督には、残念ながらなれません。
それを記したノウハウや紐解くべきものは全く書かれていないからです。
「こういう半生を歩んできても今だにマイティレディと特撮にこだわり、撮影し続けている監督の姿から学んでほしい」
という意味を込めて付けたコピーなのでしょうが、監督の姿から見えてくることは、結局は才能と努力と人脈がないと何も出来ませんよ、ということだけです。
それ以外に読み取るものは極めて少ない。
これで「君も監督…」というのは、これから特撮映画監督を目指そうという若者(いや、別に中年でもいいんだけれど)には酷でしょう。
同じようなことはどの本を読んでも書かれていることですしね。
なんでもああしろ、こうしろとマニュアル的に書けばいいというものでは断じてありませんが、このコピーをこの本につける意味は殆ど無いと思います。

大桃一郎というインディーズ監督の半生を知りたい方や、河崎実や庵野秀明など80年代に多く存在していた特撮映画に青春を燃やした人たちとその時代について詳しく知りたいという方には楽しい本になるだろうと思われますが、単純にマイティレディが好きだという方も含めたそれ以外の方がこの本を買って読んでも、正直言ってがっかりするような内容と思います。
つまらない本ではありませんが、評価は微妙です。

2012-10-19 22:13 | カテゴリ:拍手のお返事
>マイティレディの方

拍手並びにコメントありがとうございます。
まあ特撮とは言ってもインディーズ映画ですから、ご存知なくても無理は無いと思います。しかも結構古いですしね…。
そのあたりのポジションは未だに変わっていないようですが…。
でもそのあたりは無理もないところで、女性巨大ヒロインが、同じく巨大悪女やロボット、怪獣なんかと組んずほぐれつして格闘し、しかもピンチに陥るなんて、ニチアサなんかでは堂々と放送できませんからねえ(^^;)。

しかしマイティレディのこのデザイン、何度見ても秀逸です。
日記にも書きましたが、ちゃんと「ウルトラ系ヒロイン」としてデザインが成立しているのに、女性らしさいセクシーさ、可憐さ、かっこ良さがちゃんと備わっていて、さすが出渕裕さんの仕事だなあと感心してしまいます。
最初に見た時からもう20年以上経ってますが(うわ、トシがバレるw)、今見てもすごく魅力的です!

ところでバトルフィーバーJのミス・アメリカですが、この初代マイティレディの中に入っているアクションアクトレスの方は、なんとミス・アメリカの中に入っていた方と同一人物だそうですよ!
この方、頭が小さくてスタイル抜群、しかもダンスまで出来るという方だったので、その魅力にやられた大桃一郎監督は、初代マイティレディのビデオににマイティレディのダンスシーンをもうけたのだそうですw

レンタルは…うーん、何しろインディーズなだけにレンタル屋さんには置いていないかも知れませんね。
置いてあってもエロビデオコーナーとかに置いて有りそうな気がします(^^;)。
パッケージ版だとちとお高いですが、ダウンロード版だと4,000円くらいというまあまあお手頃な価格で購入できるようなので、そちらを利用されるのもよろしいかと思われます。

マイティレディ オフィシャルダウンロードショップ
http://www.xcream.net/shop/206

初代マイティレディはデザインは素敵なんですが、何しろプロモーションビデオだけで終わってしまいましたので尺は短いし(本編15分前後)、しかも内容がSFラブコメなんですよね…。
なので、ストーリー的にはあまり期待できないかも知れません。
その他のはシナリオがちゃんとしているのにレディそのもののデザインが…という皮肉な結果に(^^;)。
ウウム、上手くいかないもんです。


2012-10-18 14:46 | カテゴリ:ウルトラマン・特撮
先日こういう本を読みました。
永田トミオ「マイティレディだけを撮ってきた!! インディーズ映画監督のトクサツ人生」



マイティレディについて詳しく知りたい方はこちらの公式サイトにどうぞ。

マイティレディを僕が初めて知ったのは某雑誌においてでしたが、初めて見たときは、ウルトラマンと同じ巨大ヒーロー(ヒロイン)でありながら、明らかに異質なデザインをしていることに驚いたものでした。
ウルトラマンのようないかにも宇宙人然としたデザインではなく、ちゃんと「女性」としてのシルエットを強く打ち出したデザインでしたからね。
顔は綺麗だし(まあ綺麗とか言ったところで生顔ではなくFRPのお面なわけですが、同じお面でも「アクマイザー3」のダルニアみたいなトホホなものとは違い、雛人形を彷彿とさせるような綺麗な出来です)、ちゃんと髪の毛があるし、しかも緑髪の前髪ぱっつんロングヘアーw
アンテナ付きのヘッドギアーでSFどをアップさせています。
しかもウルトラマンの着ぐるみみたいに、身体にちょっと余裕が有るような、ダボッとしたシワが寄っているような感じのものではなくて(ウェットスーツを使っているのでああなるようです)、マイティレディはレオタード生地の全身タイツなので、女性のボディラインや手足の長さが強調され、なんともかっこ良くかつセクシーで、子供心にドキドキしたものでした。
あとで知ったのですが、このデザインを担当されたのはその当時から有名であった出渕裕さんだったのですね。
今見ても可憐でセクシー且つかっこいい、秀逸なデザインだと思います。


mighty lady 
セクシーな初代マイティレディ。


でも最近のマイティレディシリーズのマイティレディ達のデザインは、ずいぶんロリータっぽいイメージが強くなっているような気がします。
初代が持つ大人びたセクシーさや女性らしい美しさが希薄になってしまい、マスクやコスチュームなどすべてにおいて、アニメのキャラクターっぽいイメージなんです。
そのデザインを見ると、美しいと言うよりも可愛らしいという方に比重が置かれている気がします。
これは個人によって好き嫌いが別れるところだと思いますが、初代のデザインが好きな僕にとっては少し残念ですね。
マイティレディの中に入っているアクトレスがたまたまそういう体型なだけなのかも知れませんので、そのあたりはなんとも言えないのでしょうが…。
しかしもうちょっとこう、大人っぽいスマートさとかっこ良さ、力強さを感じさせてくれるデザインのマイティレディが見てみたいものです。

本の感想については、また後日書きたいと思います。



2012-10-17 23:57 | カテゴリ:雑記その他
どこか遠くへ行きたいです。
いや、近場でもいいのです。
とにかくどこかへ旅に出たいのです。
秋晴れの空や、冷たくなってくる空気、赤く色づきつつある山、稲刈りが終わったものさびしい田園…などを見ているとそんな気分に襲われます。
今がまさにそれです。
しかし、財布が軽い…(^^;)。
しかたがないので、テレビで旅番組でも見て我慢しますかね。


2012-10-17 00:46 | カテゴリ:宮沢賢治
先日ご紹介した学習漫画「宮沢賢治」の話、みなさんご記憶でしょうか。
あれの続きというわけではないのですが、また宮沢賢治の学習漫画の話題です。
今度は集英社のではなく、小学館から発売されている学習漫画の方を読んでみました。

「小学館版 学習まんが人物館 銀河を旅したイーハトーブの童話詩人 宮沢賢治」




この漫画を描いているのは、なんとあの村野守美先生です。
中々のビッグネームですね。
コミック乱で昔連載していた村野先生の「酒呑童子」面白かったなあ。結局適当なところで終わってしまったけど、人気なかったのかなあ。

その村野先生の絵は独特のタッチで柔らかく温かい印象があります。
そして線が単純で、師匠筋に当たる手塚治虫先生のタッチをどこか彷彿とさせる。
しかし惜しむらくは、以前読んだ前述の「酒呑童子」などと比較して、絵が明らかに手抜きっぽいのですよ。
コマ割り、構図の取り方などには流石…!と思わせる部分が多々あるのですが、いかんせんキャラクターの造形があまりにも淡白すぎ、簡略化されすぎです。
なんでなんだろうな、丁寧に仕事しているとは思うのですけど、どうにも手抜き感がつきまとう感じなんです。
もしかしたら忙しい時に片手間で描いたとか、いやいややった仕事なのかしら。
村野先生は潮出版社から出ている「宮沢賢治漫画館」でも「鹿踊りのはじまり」などの漫画を描いておられましたので、なかなかの賢治好きなのではないかと僕は見ていたのですが…。
残念だなあ…。

お話の内容のほうなのですが、一言で言うならば、良くも悪くも「学習漫画」的です。
集英社版は学習漫画と言うよりも「漫画」として扱ったほうが良いファンタジックな内容に仕上がっていましたが(正しく賢治の童話のような)、こちらは本当に、賢治の一生を淡々となぞっただけなのです。何の盛り上がりもないまま、漫画は賢治の死を持って幕となります。
これはどちらにもそれぞれいい所、悪いところがあると僕は思います。
例えば、集英社版は漫画として楽しく読めますが、アインシュタインと賢治が出会っているとか(ちゃんとフィクションですと断ってはいますが)、風の又三郎がトリックスター役を務めているなど、史実にはない部分を多く取り入れており、普通の漫画としては面白いが、伝記漫画としては甚だ疑問な出来と言わざるをえないでしょう。
一方、小学館版は非常に淡白な絵柄と平坦な物語運びから感情移入しづらいが、その分病で寝たきりの妹・トシにアイスクリームを買ってきてやるとか、農学校の教師時代のユニークな授業内容など、人間・宮沢賢治らしいエピソードを盛り込むことができています。
そのため、好みや評価は人それぞれにわかれるでしょう。
集英社版は学習漫画ではなく、宮沢賢治に想を得た「漫画」として読むべきものであり、小学館版は「伝記漫画」として読むべきものなのかも知れません。

ここでちょっと面白かったのが、賢治の父・政次郎の扱われ方です。
政次郎と賢治は不仲で、賢治の生き方や思想、信仰をめぐってしばしば対立していたことは有名です。
集英社版ではそれを受けてか、終始賢治を叱咤するカミナリオヤジ的に描かれていますが、小学館版では賢治と対立し、彼を怒鳴り飛ばしながらも、子供の健康を気遣い病気になれば寝ずに看病し、やりたいことがあれば黙って金を出してやるという、子煩悩な父親として描かれています。
賢治は一生父親の庇護のもとに生活した人でしたから(何度も脱却しようとあがきますが、その度に体を壊したりして挫折している)、どちらかと言えば史実の政次郎は小学館版の方に近かった気がします。

小学館版で面白いなと思ったのは、表紙の裏に「宮沢賢治史跡マップ」が設けられていたり、巻末に賢治とほぼ同世代の童話作家たちや、賢治の童話の紹介が短く乗せられているところです。
これは中々勉強になりました。

そんな訳で、漫画として見た場合、軍配は明らかに集英社版に上がると思われますが、普通に伝記漫画とした場合、宮沢賢治という一種の天才の短い一生と、その独特の思想に思いを馳せるには優れた内容の漫画です。。
賢治をよく知らない、これから知りたいという方や子供などの入門書代わりにもちょうどいいと思います。
もしお気が向かれたなら、是非手にとって読んでみて下さい。

2012-10-15 19:25 | カテゴリ:懐かしい話題
グリーンスタンプって、皆さんご存知ですか?

ご存じない方のためにご説明しますと、スーパーや薬局、美容院などグリーンスタンプ加盟店で買い物をすると、利用金額に応じてもらえるポイントのことです。
このグリーンスタンプポイントを200ポイント集めると交換できるのが、グリーンスタンプギフト券です。
集めたギフト券は様々な商品と交換することが可能になります。
楽天ポイントとか、Yahooのスターポイントでしたか、ああいうものと思っていただければいいと思います。

詳しくは、こちらの公式サイトを。

最近は、こういうポイント制でトクをするというポイントやスタンプなどはごく一般的なものですよね。
そこらの商店街なんかでも似たようなことをしていますから、別に珍しくもなんとも無いような気がします。
でもこのグリーンスタンプって、実は僕が本当に子供の頃から存在していたんです。
ですから、僕の知っている限りではもう40年近く(うう、トシがバレる…w)、おそらくはもっと前からやっていたのでしょうから、40年以上は続いているわけですね。
しかも、未だに結構盛況だというから驚きます。それほど廃れていない。
凄いですね。
そんじょそこらの何とかポイントなんて太刀打ち出来ませんね、歴史的には。

今はグリーンスタンプもポイントカード制に移行したようですが、その昔は紙媒体だったんですよ。
切手みたいに、裏面にノリが塗られた緑色の紙でした。
それが、加盟店で買い物をすると値段に応じた枚数分ついてくるわけです。
僕が育った町内には(現在住んでいる住所ではありません)ちょっとした商店街があったのですが、そこにあった魚屋さんとか毛糸屋さんとかがこのグリーンスタンプに加盟していました。
僕の家は年寄りがいたのでお肉よりも魚をよく食べる家でしたし、母は編み物(と、飲酒w)が趣味でしたから、スタンプは結構溜まって行きました。
これを台紙というか、帳面みたいなものに貼っていくんですね。
その作業を、多分4、5歳だった僕がやらされていたんですが、妙に楽しかった記憶があります。

で、何冊か溜まると、盛岡市の中心部にあったグリーンスタンプのショールームみたいなところへ行くんです。
そこにはいろいろな商品が展示されているんですが、それらとスタンプを交換してくれるんですね。
それが何やら、子供心に楽しみでした。
「SF西遊記 スタージンガー」(知らない方はぐぐってください)というアニメがあったんですけど、それの玩具をこのグリーンスタンプで交換してもらいましてねw
嬉しかったなあ…w
グリーンスタンプには、そういう楽しい思い出があるんですよ。

なんでしょうね、子供の時って、今は殆ど記憶にないんですけど、そういう嬉しいことや楽しいこと、そして非常に恐ろしい経験ははっきり覚えているものなんですね。
それがこの歳になってやたら思い出されましてね。
先日、「グリーンスタンプってどうなったんだろうな」って突然思いまして、ぐぐってみたら一発ヒット。
まさかまだ存続しているとは夢にも思わなかったので正直びっくり。
ノスタルジックな感傷なんて一瞬で吹っ飛びましたよw

ポイントが乱発し、ポイント戦国時代ともいえるこのご時世でもびくともしないグリーンスタンプ。
あらためてすごいものだと感心してしまいました。
もううちの近所でも、グリーンスタンプを続けている加盟店なんて少なくなってしまったのでしょうが、願わくばこのままずっと続けていってほしいものです。

…と言いながら楽天ポイントとPONTAポイントをせっせと貯める僕なのでした(爆)。

2012-10-14 23:24 | カテゴリ:拍手のお返事
今日から、拍手コメントで頂いた感想やコメントの御返事を書くことにしました。
せっかく頂いたコメントですから、どういう形でもお礼とお返事を差し上げたいと、以前から思っておりましたので、思い切って記事にしたいと思います。
なお、頂いたコメントの内容はコメントをくださった方のプライバシーもありますので、記載しません。
ご本人様がこれをお読みになられてお分かりいただければそれで結構です。
そのため、読まれた方は何のことやらわからない内容になる場合もあると思いますが、悪しからずご了承下さい。




>お花の情報をくださった方(御記名なし)

いえいえ、こちらこそ疑問が解けて非常にすっきりと致しました。
ありがとうございました!
しかしあの写真だけで、何の花かお分かりになったというのは、凄いですね。
お花にはお詳しいのでしょうか?
また何か散歩の途中で花を見かけましたらアップしたいと思います。

花オクラは、「花オクラ」でぐぐってみたらそのとおりのことが出てきた…というなんとも付け焼刃的な知識で、お恥ずかしい限りです(^^;)。
でも色々なことがわかって僕も勉強になりました。
こういう知識を増やしていくのは楽しいものですね。

2012-10-14 23:10 | カテゴリ:ご挨拶・告知
読者の皆様方へ

こんばんは。
管理人のBADでございます。
いささか遅ればせながら、一筆啓上申し上げます。

この10月11日前後で、3月より始めました等ブログは、運営7ヶ月を迎えました。
その間、皆様方には格別のご愛顧を賜り、心より感謝申し上げます。
最初の頃のように、毎日更新とは行かなくなって参りましたが、とりえず今日までブログ運営を続けてこられましたのも、ひとえに皆様方のご愛顧・ご声援あってのことと存じております。
誠にありがとうございます。
今後もほぼ毎日更新を心がけ、1年2年と続けられます、息の長いブログを目指していく所存でおります。。
何卒、今後も当ブログへのご愛顧並びにご声援を賜りますように、心よりお願い申し上げます。



…さて堅苦しいご挨拶はここで切り上げますとして、みなさん本当に有難うございます。
カウンターのカウントと、皆さんのコメントや拍手は本当に励みになっています。
重ねて、本当に有難うございます。
感謝してもしきれません。
本当は半年という節目を迎えた先月に描くべきことでしたが、その当時は暑くて暑くてそこまで気が回りませんでした(^^;)ので、ご挨拶が遅れてしまいました。
申し訳ありません。

今後はもっと皆さんに楽しんでいただけるような内容を作れるように、努力していくつもりです。
かと言って、来訪者の増加やウケ狙いで一部のブログのように、2ちゃんねるのまとめとか、無断転載を繰り返すようなブログは作りたくありません。
あくまでも僕らしく、自由に、そして気楽にやって行きたいと思っています。

もし僕の絵でこれが見たいとか、あれを取り上げて欲しいとか言うものがありましたら、ご遠慮なくリクエストくださればと思います。
できうる範囲でお応えしたいと思っています。

今後ともに、当ブログをよろしくお願い申し上げます。

2012-10-12 23:33 | カテゴリ:雑記その他
昨日の日記に
「この花は一体何の花だか、ご存じの方は教えて下さい」
と書きました。
すると、大変親切な方がいらして、拍手コメントでこの花について詳しく書かれているサイトをご紹介下さいました。
わざわざ有り難うございます!!
早速、ご教示頂いたサイトへお邪魔して、調べてきました。

するとどうやら、件の花は「アメリカ朝鮮朝顔」という花のようでした。
アメリカのくせに朝鮮朝顔か…と思いましたがw、アメリカやメキシコに多く自生する花であり、「ダチュラ」という別名があるそうです。
ダチュラ、なんて今度は何やらウルトラマンに出てくる怪獣みたいな名前ですが、本来はインドの言葉だったものが英語に訛って、そういう発音にかわったものだそうです。
そのサイトには花や蕾、葉っぱなどの写真も載せられていたのですが、それを見てみると、うん、正しく昨日の花そのものでした!
以外なことに、ナス科なんですね。
ナスみたいに実が食べられるのか?とナス好きの僕なんかは思ってしまうんですけど、毒があるので食べられないみたい。実の外見も、とげとげがいっぱい生えた柿の実みたいなイメージで、とてもまずそうw
そういえば、ハイチのゾンビは朝鮮朝顔やフグからとった毒を生成した粉で作るというし、たしか華岡青洲の妻も朝鮮朝顔の毒で昏睡状態に陥ったのじゃなかったかしら。
このダチュラもその仲間だから、きっと猛毒があるんでしょう。
恐ろしや。

閑話休題、これでちょっとした、しかしとても気になっていた謎が解けました。
お教え下さった方、本当にありがとうございました!
この場を借りて、お礼を申し上げます。

ところでこのダチュラ、夏に咲く、とありましたが、昨日見かけたのは今が盛りというイメージでした。
やはり今年の夏は異常に暑かったので、涼しくなった今頃が開花のピークになってしまったのでしょうか?
花オクラも本来8~9月の花といいますし、なんだか季節がすこしずつ後ろにずれ込んでいるような、そんな気もしますねえ。
なんか嫌な感じです。

そうそう、これも昨日日記に書いた花オクラ。
あれからぐぐってみたら、「トロロアオイ」というのが正式名称なんだそうです。
僕はまた、ただ単にオクラの花なのかしら…?と思っていましたが、どうもそうじゃないみたいです。
このトロロアオイの実(オクラ)は皮が硬い上に表面にオクラのものよりずっと硬いゴワゴワした毛が生えているので、とても食べられないそうです。
じゃあ何のために栽培するのかといえば、根っこを粉砕して水に晒すと、ふのりみたいなネバネバが取れるのだそうですが、それが目的みたいですね。
昔はそのネバネバを紙漉きや、そば打ちのつなぎに使ったりしていたそうです。

花は栽培上の副産物として、農家の人が食べるようになったんだとか。
朝咲いて、すぐにしぼんでしまうので収穫しても出荷が出来ず、「幻の味」みたいになっているらしいですね。
味はほんのり甘くて、やはりオクラのようなネバネバが出るとか。
そのまま花びらをちぎってサラダに入れたり、湯がいておひたし、三杯酢で和えて酢の物、天ぷらなどにもするそうです。
結構料理のバリエーションが豊富で、美味しそうですよね。
ネバネバにはフラボノイドとかいう成分が入っているので、体にもいいみたい。
農家のおじさんに今度交渉して、少しもらって食べてみようかなと思います。

2012-10-11 22:25 | カテゴリ:ブログ
盛岡もいよいよ秋たけなわ、肌寒い日が続いています。
でも花はそれほど関係ないみたいで、近所のあちこちでたくさんの花が咲いている。
散歩の途中で撮影してきたものを何枚か上げておきたいと思います。

hana.jpg
家の前のお宅の畑と道路の境に咲いている花。
山吹色の花びらがとても綺麗ですね。
量もあって、一段と目に鮮やかな感じです。


hanaokura.jpg
その近くの畑に咲いている「花オクラ」。
オクラというからには、あの食べるオクラの仲間で、どうもこの花びらを取って、おひたしにして食べると美味しいらしいです。
まだ食べたことはないのですが、どんな味がするのか、食感はどうなのか、是非食べてみたいですね。
花びらのクリーム色と中央部の紫色のコントラストがなんとも言えない温かみを出していますね。
花びら自体はかなり大きいものですが、なんとなく「可愛い」イメージがある花です。


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散歩途中の駐車場に咲いていた花。
何なんでしょうか、この花…?
エンゼルトランペットという花に似ていなくもないのですけど、どうも違うみたい。
もとより花にはさほど詳しくはありませんが、今まで見かけたこともない花です。
花の大きさは、結構ありました。
なんていう花なんだかご存じの方は、ぜひ教えて下さい。


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その花のアップです。
どこか少し紫がかったような、独特の白い色合いがとても綺麗ですね。
雨上がりだったので、水滴がついているのもまた風情があります。


花はいいですね。
それほど詳しくもないし、興味が有るわけでもありませんが、人の心を和ませてくれるような気がします。




2012-10-09 23:18 | カテゴリ:雑記その他
…とか言っていた昔のエライ人がいました。
それと同じではないですが、僕も今色々考えることがあります。
それで胸がいっぱいなので、今日は日記を書かずにこれで切り上げて置きます。
すみません。
2012-10-08 23:41 | カテゴリ:宮沢賢治
昨年でしたか、本屋で見かけて手にとった本があります。
「集英社版・学習漫画 世界の伝記NEXT 宮沢賢治」



タイトルでお分かりになることと思いますが、集英社発行の学習漫画…いわゆる伝記漫画ですね。
わが岩手が生んだ偉大なるファンタジー作家にして詩人、僕も常々尊敬申し上げている大偉人・宮沢賢治の一生を描いた漫画です。

これまでにも賢治の一生を描いた伝記的な漫画はいくつか発行されていますが、僕が本屋で目を惹かれた理由は、この本の絵柄が、これまでの伝記漫画にはない程の、見事な「マンガタッチ」になっていたためです。
マンガタッチというか、カワイイ系の印象の絵柄で、アニメタッチというのかな?
伝記漫画ってある意味難しいと思うんですよ。
主人公たちを実在の人物に似せないといけませんからね、特に近代の写真が残っているような人物に対しては。
しかし、この漫画は最初から開き直って、あくまで若い人や少年少女、子供たちが違和感なく溶け込めるような、なんとも可愛らしく親しみやすい、柔らかい絵柄で描かれています。
作画担当は柊ゆたかという方ですが、柔らかなペンタッチ、効果やふんわりしていて、明るい色使いがとても素敵です。
少女漫画っぽいと言ったらいいのでしょうか?
キャラクターはちょっと「萌え系」かな?
賢治の妹のトシがすごい美少女になってましたw 
何度見ても思わず「萌え~」と呟いてしまいますwww

toshi.jpg
彼女が噂の「萌え系」トシさんだ!
本物の顔を見たい人はぐぐってみようw(多分がっかりしますw)
あと風の又三郎やジョバンニ、カンパネルラは腐女子の皆様方悶死必至のショタキャラになってますよ!w
こっちも注目だぜ!

お話の方は、賢治の一生をなぞりつつも、かなり脚色してあり、賢治が風の又三郎と会話したり、アインシュタイン博士と出会ったり、あくまで漫画としての「ファンタジー」を重視した内容です。
学習漫画と言うよりも、賢治を主人公とした普通の漫画として読むことができます。 まあ、学習漫画としてはちょっとアレかなと思いますが(^^;)。
そしてここが「漫画」として非常に重要なんですが、それがちゃんと面白く仕上がっています。
話の随所に賢治が作った童話のダイジェストが散りばめられているのもいいです。
ただ、賢治は現代人から見ても結構な「変人」だったので、「偉人」では無く一人の「人間」であることを強調するために、そのあたりをもっと描いて欲しかったですねw
宮沢賢治にもへんてこな部分があったんだなあ、と思うと面白いし、何よりも親しみが湧くじゃないですか。

しかし、賢治の伝奇を読んでいつも思うのは、賢治は生まれるのが早すぎた人だったのではないかということです。
賢治の一生は挫折と不幸の連続で、不遇の人生でした。
彼の作品の中で生前に評価されたのはごく一部ですし、しかも批評家から激賞されたところで全く売れなかった。
「おれが作ったものは野菜でも本でも、なんにも売れないなあ」
と賢治も自嘲気味に語っていたそうですが、これは時代の感覚が賢治の感性に追いついてこれなかったということでしょう。
「遠野物語」の話者である佐々木喜善(この人も不遇の人でした)ですら、賢治から寄せられたザシキワラシ報告書に対して
「宮沢氏の報告はあくまで小説・ファンタジイであって、私が求めていた報告ではないのです」
と書き記しています。
今の時代、もしくは戦後に賢治が生まれていたら、おそらく彼は日本ファンタジー文学界の旗頭になっていたに違いありません。
しかし、この賢治の不遇の一生が、現代に生きる僕等賢治ファンを惹きつけているのもまた事実なのですよね。

この漫画、僕は相当面白く読めました。
特にラスト、賢治が又三郎と一緒に銀河鉄道に乗って旅をするところで終わるのですが、なかなか上手いオチに結んであり、深い余韻があります。
涙なくしては読めません。
みなさんも一度お目を通されてみるのはいかがでしょうか。
学習漫画ということを忘れて楽しめると思いますよ。


2012-10-07 21:54 | カテゴリ:ブログ
twitterが変です。
これは以前から何度も書いてきたことですが。

しかしあまりにも酷いのでとうとう腹立ってきまして、今日という今日こそ何とかしてやろうと決意。
ググる先生で色々調べてみたら、どうやら同じ症状で困惑しているのは僕だけじゃないみたい。
twitterの「スクリプト」というのが、IEとかWindowsのバージョンによっては悪さしているみたいですね。
しかし原因がなんとなく分かったところで、これといって大きな解決法っていうのは、残念ながら見当たらなかった。
「こうすればいいよ」というように改善方法を載せたサイトは見つけたんですけど、そのとおりにやっても全然治らなかったんですよねえ。
一体何が良くないのか、さっぱりわかりませんね。

そこで、苦肉の策として今日からtwitterとPCの仲介をしてくれるアプリ「ついっぷる」とかいうのを使ってみることにしました。
ちょっとレイアウトとか雰囲気が違うので最初は戸惑いましたが、ツイピクとかに移らなくてもそのまま写真をアップできたりもするので、使いこなせれば便利なんでしょうね。
少し使ってみたらそれほど気にならなくなりましたし。
今後はこれを使って呟いてみようと思います。
いや、だからどうというわけでもないんですけど。

2012-10-06 09:58 | カテゴリ:落書きSS

 

夕日が黄金の翼をたたみ
空に月が青い帆を上げる頃
わたしは家を飛び出した
真っ赤なベスパに乗って

ダッフルコートを肩に掛け
ポケットには財布とキャンディ
道連れは一匹のこうもり

ヘッドライトとネオンの洪水
ガソリンと排気ガスの臭い 
頬に感じる晩秋の風
空に瞬く星くずのむれ

こうもりがわたしに尋ねる

「お嬢様、一体どちらへ?」

「あてなんかないわ。気の向くまま、どこまでも走るの」

宵闇のフリーウェイ 
矢のようにベスパは走る
自動車の群れ ビルの林を抜けて

…ウーウーウー「そこのベスパ、止まりなさい!」

!?

「お嬢さん、イカンねえ!30㎞オーバーにノーヘル!減点3、切符切っとくからね!」

…うへぇ

2012-10-03 00:11 | カテゴリ:落書きSS

ultora jenny
 

地球防衛組織「CAT」のジェニー隊員は宇宙から飛来したと思われる、赤色と緑色の2つの飛行物体の調査に出動した。
ブラック・ヒルズの森上空でジェニーの搭乗した調査機は緑色の球体と衝突して墜落し、ジェニーも命を落としてしまった。緑色の球体の正体は、M69星雲の宇宙人の女性だった。
彼女は、宇宙の刑務所へ護送中に逃亡した宇宙凶悪怪獣トンヌラー(赤い球体の正体)を追跡し、地球までやってきたのだ。
そして、自分のうっかりミスによってジェニーを死なせてしまったことに責任を感じた宇宙人は、ジェニーに自分の命を分け与えて一心同体となり、地球の平和を守るために戦うことを決意した。
宇宙人に命を救われたジェニーは、彼女をマイティガールと名付けた。
以後、ジェニーは人類が危機に直面すると、シーターカプセルを点火させてマイティガールの姿を借りた巨大ヒロイン「マイティジェニー」に変身し、怪獣や宇宙人と戦うのだ。

怪獣「ギェーッ!」

ジェニー「ええい、ここな凶悪怪獣めが!おのれなどこうしてくれるわ!」

怪獣「フギャーッ!」

母「どうやら凶暴性が更に増しているみたいね」

妹「どっちの?」

母「…ジェニーに決まってるじゃないの」

2012-10-01 21:50 | カテゴリ:ウルトラマン・特撮
「漫画 ウルトラQ」と同時に購入した、高田裕三先生の「ウルトラマン The First」1~2巻を読了。



高田裕三先生といえば、多分僕と同じアラフォー世代ならご存じない方はいないであろう「3✕3EYES」「万能文化猫娘」「BLUE SEED」などの漫画でお馴染みの作家さんですね。
その高田先生がウルトラマンを?ということで、「ウルトラQ」の関係もあって、なんとはなしに購入したのでした。
それで今日になって読み始めたのですが。

すごく面白い。

いや、本当に面白い。
これは近年には珍しい「名作」といってもいい出来だと思います。

まずは絵です。
高田先生のペンタッチは線の強弱があまりなく、結構淡白な感じなのですが、逆にそれが先日のウルトラQの藤原カムイ先生と同じで、ウルトラマンワールドに違和感なく溶け込んでいます。
ただしここで注意して置かなければいけないのは、藤原カムイ先生の筆致が「静物的」なら、高田先生のタッチは明らかに「躍動的」ということです。
結局は、高田先生のほうがより「漫画的」ということですね。
どちらもお上手で、甲乙つけがたいものではあるんですけど、やはり「ウルトラマン」的なアクションを描くのであれば、高田先生のほうが「ウルトラマン」というテーマにふさわしいといえましょう。
この点、作家さんの特徴を活かした作品をチョイスした角川の編集者はさすがに上手いです。
絵柄だけではなく、コマ割り、構図、そして擬音の使い方(書き文字的な意味で)がさすがのお手並み!!
特にバルタン星人との決闘や、ベムラーをスペシウム光線でやっつけるシーンは鳥肌モノです。

そしてキャラクターですが、まずキャラクターのイメージが「ウルトラマン」に登場した役者さんたちのビジュアルに限りなく似ている。
ムラマツキャップ、アラシ隊員、イデ隊員…ウルトラQから岩本博士まで登場しています。
もちろんそれぞれに漫画的なデフォルメは加えてありますが、イデ隊員とか信じられないくらい似ていますよ。
顔だけ似せているというのではなく、「キャラクター」が似ているということなのでしょう。
ただし、フジ隊員はヒロインなだけあって完全に高田調キャラになっていますが、それでもあの独特の髪型はそのままなのが嬉しいところ。演じた桜井浩子さんも十分素敵な女性でしたが、やはり高田キャラの女の子は可憐なイメージで可愛いですねえ。
ただ…

ハヤタ隊員が、完全に「地獄先生ぬ~べ~」になってますがw

いや、十分かっこいいし、あの目がキリッとしている辺りが黒部進さん(ハヤタを演じた俳優さん)に似ているんですけど、髪型と眉毛がね…w
その他にはBLUE SEEDに登場した沢口小梅(元自衛官の男勝りなはっちゃけ女戦士)を彷彿とさせる科特隊整備班のヒナタ整備士というオリジナルの新キャラまで登場し、フジ隊員のハヤタをめぐる恋のライバルとして、読者を楽しませてくれます。

次にお話の筋書き。
これがまた、原作を尊重しつつも程よいアレンジを効かせていて、読むのが面白くて仕方ない。
バルタン星人のお話がすごく良かった。バルタン星人に乗っ取られるのはテレビの方ではアラシ隊員でしたが、漫画ではフジ隊員になっていて、彼女がスパイダーショットをぶっぱなし、超人的な身体能力を発揮して大暴れする!
この際のフジ隊員の不敵にも、痴呆のようにも見える表情がまた絶妙。

そして重要なのが、テレビのほうだとハヤタは一度変身してしまえば、人格はウルトラマンのものに変わってしまいますが、この漫画では逆で、ハヤタの人格はそのまま残る…という部分です。
そのため、カラータイマーがシグナル音を発する3分に近くなると「苦しい…身体が動かない…助けてくれ!」と叫んだり、その苦しみがトラウマになってしまって変身するのを避けようとしたり、自分は一体何ものなのか自問自答したりと、ウルトラマン=ハヤタの心の葛藤が緻密に描かれています。
そこにドラマが生まれるわけで、すごくいいんだなぁ。

いやはや、この漫画はいろいろな意味において思わぬ拾い物でしたよ。
恥ずかしながら僕はこの漫画を、購入するまではその存在すら知らなかったのですが、発売は2006年。大分前の漫画なんですね。
もっと早くに知っていたかったなぁ…。
アマゾンで調べたところ全3巻完結らしいですが、そのくらいで終わらせるのは実にもったいないです。
まあ、どうやら掲載誌の廃刊という不幸に見舞われてのことのようなのでしかたのないところではありましょうが、ウルトラシリーズ誕生45年という昨今、高田先生にはまたウルトラマンを描いていただきたいですねえ。

売っていなくて購入できなかった3巻も、近いうちに探しだして購入したいと思います!