2013-12-01 23:55 | カテゴリ:雑記その他
最近、ホテルや飲食店での食品偽装の問題が大きく取り上げられていますね。
普段はしたり顔をして
「お客様に最高のおもてなしと料理を」
とか言ってる人たちが、裏に回ればベロを出して、
「なぁに、これ食わせたところで、あいつらには本物かどうか分かるわきゃねーよw」
と客を小馬鹿にしていたわけで、それを考えると非常に腹立たしい思いに襲われます。

その一連の食品偽装の中に、合成肉のステーキを和牛だと偽って出していたというものがありました。
それを知った時にちょっと驚きました。

合成肉といえば、主に牛肉を整形する時点で出た細かい切れ端(クズ肉)を食用ボンドで接着して形を整え、隙間に牛の脂を注入したものですよね。
こう聞くとあまり上等な食材ではないことはすぐに思い浮かぶわけですが、視点を変えて考えてみると、そんなに非難される食材でもなかろうということが分かってきます。
なぜかというに、どこの部位の肉にしても、切り分けてパック詰めする時点で必ず切れ端が出るわけですが、それを捨てることなく再利用した食材だからですね。
クズ肉とはいえど、別に汚いものでもないし、食べたら十分美味しいものです。ただ細かい切れ端だから形として食べづらいというだけで、それを固めて大きな形にして食べやすくしたものになるわけですから、ドッグフードにするとか、そのまま捨ててしまうというよりもずいぶんマシな使い方です。
ちょっと語弊があるのかもしれませんが、ある意味においては「エコな食べ物」といえるのかもしれません。
ただし肉同士をつなげる食用ボンドが体に悪いという話もあり、果たして安心して食べることができる健康的な食材なのか?といえばとてもそうは言えないとは思いますが…(毒性があるわけではないけれども)。

まあとにかく、そういったあまり評判の宜しくない食べ物をステーキとして焼き、それを客に食べさせて
「これは和牛です!!」
などと言い張れるものかどうかと思って驚いたわけです。

そこで買ってきてみました、合成肉。

どこで買ったのかといえば、何の事はない近所のスーパーのお肉売り場。
牛肉が置いてある一角を探すと、すぐに見つかれました。

「合成肉サイコロステーキ」なる商品が!

サイコロステーキというからにはさいの目に切ってある肉なのですが、それが1パックに20切れくらい入って250円でした。
安い。さすが合成肉です。
以前某ネットモールで検索をかけた時は、「合成牛肉ステーキ用」という商品がありました。それはちゃんとステーキ肉の形にしてあるもので、なんと3キログラムのブロックがゴロンとまるごと真空パックになっていました。
ははあ、こいつを薄く切って「和牛ステーキです~♥」とか言って出していたのだなと思いましたが、多分型のようなものにはめてステーキ肉の形に整形しているのでしょう。
このサイコロステーキはそれをさいの目に切ったものでしょうか。
ちなみにそのブロックは3000円でした。高いのか安いのか…。
とにかくどんなものだか食べてみようと思いまして購入し、帰宅。
夕飯のおかずに焼いて食べてみることにしました。

肉の味を確かめるためにはシンプルに塩コショーがいいらしいと某グルメ漫画で読んだような気がしますので、フライパンに少し油を引き、スライスしたにんにくを香ばしく炒めます。
そこにパックから出した合成肉を投入したのですが、その際手で触った感じがプヨンプヨンしています。
つまり思いのほか柔らかい。なんか、お肉というよりもハンバーグに近いような感触です。
かと言って、ハンバーグのようなしっとり感や重みが希薄。
もう少し固いものを想像していただけにかなり戸惑いました。

そして中火で焼き始めましたが、元が柔らかいので箸でつまみにくい。
しかたがないので、フライ返しでひっくり返すことにしました。

そしてこれが、恐ろしいほど脂が出ます。

いやもう本当に、これでもかと言わんばかりにじわじわ湧き出してくる。フライパンがあっという間に水たまりのようになりました。
よく考えて見れば当然の話で、合成肉って「牛の脂が注入されてる」んですよね…。
それを考慮するのを忘れていました…。
いや最近、歳のせいか胃もたれがしやすくなってきてて、オリーブ油とか植物性ならいいんだけど、牛とか羊なんかのギットギトな脂は大量摂取すると具合悪くなってしまうんですよね。
後悔先に立たず、完成したサイコロステーキは見るだにつけテカテカギトギトな焼き肉になっておりました。
それでも食べずに置くものかと、意を決して食べてみますと…

ま ず い www

なんて言うんだろう、まず歯ごたえらしい歯ごたえがない。柔らかすぎ。
いくら霜降りだ松阪牛だとか言ったって、もう少し歯ごたえあるだろという感じで、なんかちょっと固めのプリンを食べてるようです。
肉の旨味みたいなものは殆ど無く、ただただ脂臭いだけの味…。
もちろん元はクズ肉とはいえ牛肉なので、牛肉独特の旨味があって然るべきなんだけど、注入された牛の脂が強すぎて全部消されてしまっています。
その脂臭さに、味付けした塩コショーやガーリックの風味も圧倒されているため、これという味がない。
しかたがないので醤油をかけてみたんですが、醤油の味もしないw
それに食べ終わったあとで、なんとなくえぐ味というか苦味のようなものが口の中に残る…これはもしかして食用ボンドの味なんでしょうか?

僕は霜降りステーキなんてめったに食べたことがないのでわかりませんけど、もしこれを霜降り和牛ですと言って出されても絶対信じませんねw

つか、信じた人たち、本気でそう思ってたんですかね?

…まあ、なにかおいしい処理の仕方(ごまかし方)があるのかもしれませんが、もしそうだとしても僕はもう二度と食べる気がしません。
パックのラベルには
「煮ても焼いても美味しい!」
とか書いてありましたので、もしかしたら煮付けにしてみるといいかも。
ゴボーや人参とかの根菜と一緒に煮ると、牛の脂が染みて美味しい…かもしれませんね。
まあ、僕はやらないですが…。

そんなわけで今現在も胃もたれに苦しんでいます(^^;)。
みなさんも合成肉には気をつけてほしい!!
肉にはワナがいっぱいなのだ。

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