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Re:BAD TASTE♥

管理人が気ままに綴っていくお気楽ブログ。閑古鳥の巣。

歳末のご挨拶

皆様、こんばんは。
管理人です。
ついに2015年もあと数分をを残すばかりとなりました。
わたしにとっては、早いような遅いような、よくわからない一年でした。
今年を振り返って総括すると、自分がなにか成し遂げたことがあっただろうか…?いや、なにもない。と自己完結するような年でしたねw
というか、毎年同じようなことを言っておりますが・・・w

ともあれ、本年も当ブログをご愛顧くださいまして、真にありがとうございました。
皆様に取られまして、今年はどのような一年であられましたでしょうか。
皆様にも様々な出来事がお有りになられたであろうとご拝察いたしますが、来年が今年より も更に楽しくお過ごしになられます素晴らしい一年になりますよう、北の空よりお祈り申し上げます。
そして、来年も当ブログに宜しくお付き合いのほどをいただけますように、心よりお願い申し上げます。
来年は個人だけにとどまらず日本国、ひいては世界中の人々に良いことばかりが続くような、そんな縁起の良い一年になってほ
しいものですね。
いずれ、来年も当ブログをよろしくお願い致します。


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プロフェシーを見た

 とうとう2015年も明日を残すだけとなりました。
 皆様いかがお過ごしでしょうか。
 わたしは色々なDVDを見まくって「一人年忘れ映画大会」を開催しております。
 本日はAmazonの投げ売りで手に入れたホラー映画のDVD「プロフェシー/恐怖の予言」を鑑賞。



 この映画は例によって古い映画で、製作年代は1979年。
 いや、70年代から90年位にかけての古いホラー映画って好きなんですよ。一番ホラーやアクション映画(ただしB級の)が輝いていた年代じゃないでしょうか。
 さてこの映画はその中でもあまり知名度は高くないと思われるB級作品なのですが、あにはからんや監督は「フレンチ・コネクション」や「RONIN」などのアクションやサスペンス映画の鬼才として名高いジョン・フランケンハイマーなのです。
 かのフランケンハイマーがこういう映画を撮っているとは思わなかったので、少し驚きました。

 物語は、都会の医師夫婦がメイン州の広大な森林へやって来るところから始まります。
 とはいえ、なにもレジャーに訪れたというわけではなく、なんかよくわからないですが、友人の依頼によって森の土壌を調べに来たのです。
 この森というのが、土地を購入した製紙会社と森林を生活の場所としているインディアンとの間での対立の場所になっています。
 インディアンたちは製紙会社が毒を森に流したといい、製紙会社はそんな事はしないと水掛け論を展開し、お互いにいがみ合うので、医師は対応に苦慮します。
 ところがそれと時を同じくして、森で殺人事件が頻発し始める…というようなものです。

 おもいっきりネタバレしますと(というか、この映画レビューはそういうことに注意を払いませんね。申し訳ない)、この事件を起こしているのが怪物です。
 怪物化の理由は公害…製紙会社が木材の漂白に使っていたメチル水銀とか言うやつで、日本の水俣病の原因になったもののようですが、それが森に隣接する川に流れ込んでいるということになっています。
 まあそんなわけなので、ホラーといえばホラーなのですが、分類としては当時流行していた「ジョーズ」の亜流として制作された一連の「巨大動物パニック物」の流れを汲んでおり、また当時の世相を反映してか、自然に対して公害がもたらす影響(もちろんかなりオーバーなものになっていますが)と、それに為す術のない人間の姿を描くもので、このあたりはフランケンハイマー的などこか社会派的な匂いが、そこはかとなくですがしないでもありません。

 …しかしそれで面白い映画たりえるかといえば、この映画のタイトルがそれほど有名ではないという部分からでも皆さんお分かりのように、あまり面白いものでもないというのがなんとも悲しいところ。
 スリリングなアクション映画を得意とするフランケンハイマーも、畑違いのモンスター映画には辣腕を振るうべくもなかったというところでしょうか。
 本人もこれに懲りたらしく、これ以降はこの手のジャンルの映画を撮っていないようです。

 ただ、流石フランケンハイマーというべきななんというべきか、物語は破綻を見せずに進んでいきます。
 ストーリーの展開はアライグマの凶暴化、巨大な鮭にオタマジャクシの捕獲、製紙工場の見学(紙を作る工程が解ってためになるw)、奇形の子熊発見、本命の化け物熊登場…というようにきちんと順を追って表現されているので、「なんでこうなったんだ?」というたぐいの疑問はとりあえず生じません。
 この辺はさすがに手堅い作と言えましょうが、しかし何度も言うようにそれで面白いのかと言ったらあまり面白くない…その展開が随分説明臭く(山小屋で主人公の医師が医学書の朗読をテープレコーダーに吹き込むシーンなどにそれが顕著)、スリリングじゃないんですよね。
 そもそも、冒頭で小児科が専門らしい描写があった主人公の医者を、環境省の友人が調査員として雇ってメイン州まで赴かせるというのが少々無理がある気がします。
 まあ、この主人公が小児科医というあたりが物語の中で生かされている部分もあるにはあるのですが、土壌だとか生物の調査だとか言うのであれば、医者よりも科学者を送り込むのが自然じゃないのかなどと思ってしまいました。
 筋書き上、どうしても医者を出したかったのでしょうねw
 それに「フレンチ・コネクション」なんかにあった突っ走るような勢いが全く感じられませんでした。
 まあ、畑違いのジャンルですし、アクションとホラーに同じ要素を望んでいるわけではありませんが、手堅いながらも冗長な展開と演出が数多く(よくある出るぞ出るぞと思わせといて出ない、その逆に出ないと思わせておいて出た―っとなるアレです)、見ていて多少イライラする部分もチラホラ。怪物に襲われてテントのトンネルに姿を潜めるシーンや、オンボロ車で山道を走るシーンとかがそれですが、やたら長回しで見せる割には取り立てて緊張感も感じなかったし。
 逆に最終盤の山小屋に籠城するシーンは展開があまりにも早すぎて失笑が漏れました。

 あとは主役とも言える怪物の造形がなんともちゃちすぎるのが困りモノ。
 Amazonなんかのレビューでは「トラウマもの」「小さい子供には見せない方がいい」とか書いている人が多いみたいですが、僕は逆に白けました。
 はっきり言ってトラウマになるほどリアルではないし、奇形熊の子熊なんかのプロップもいかにも作り物感が丸出しで、当時の特撮技術としても決して高い水準の出来栄えとはいえないと思います。
 それにルックス以前に、この怪物には全く生物らしいリアルさがあまりにも希薄です。
 これには作り物感が丸出しという意味もありますが、生き物らしい自然な行動や動作がまったくなってないという意味もあります。
モンスターと言っても、元は熊のはずなのに、二本足でのしのしと立って歩いて襲ってくるなど、まるでゴジラみたいなシルエットなので笑ってしましました。
 普段はちゃんと四本足で走って追いかけてきて、襲う瞬間だけ立ち上がるとか、そういう「熊」としての生態に基づいた部分にもっと気を使えばそれらしく見えるはずなんですが、どういうわけかそれをしていない。
 まあ着ぐるみは四本足だと歩きにくい(人間は身体の構造上、四つん這いになるには膝を折らなきゃならないので、動物のような四足歩行にばってしまうので、ボロが出がち)などかの問題もあったのではないかと思いますが、そういう部分にリアルさを出してこそ、怪物に対する恐怖も募っていくだろうと思うのですが。

 この怪物を退治する方法もまた、何のひねりもなくて素敵ですw
 主人公が怪物熊にベア・ハッグされるのですが(他の登場人物は腕でボカッと殴られてギャーとか言ってふっとばされて死んじゃうのに、何故か主役だけ抱え上げられる)、手に持った弓矢の矢をもってして怪物熊の顔とか首をブスブスめった刺しにするんですが、それで熊が死んじゃうのw
 …なんなの?この矢には毒でも塗ってあったの?
 うーん、アレか、あやはり目玉を刺されたのが効いたのか?
 途中で小屋の壁にかけてあるライフル(ウィンチェスター銃)を取って弾を込めようとしたら、弾の箱にたった2発しか入ってなくてガーン!ってなるシーンが有ったので、銃でズドンとか、爆弾でドカーン!とか出来ないというのは分かるんですが…もうちょっと捻って欲しかったです。
 全部事件解決だとか思ったら新たな怪物熊が出てきてENDとかいうラストも、怪物映画のラストを踏襲しているとは言っても、全くカタルシスが感じられないのでなんともモヤモヤしました。
 
この映画も先日レビューした「ブレーダーズ」と一緒で鼻くそほじりながら見る映画の類ですねぇ…。
Amazonのレビューではやたらと星5つが並んでいたのでもっと面白いのかと思っていたんですが、なんとも残念でありました。

 

屁喪黒瓶

「ブレーダーズ クライチカ」なるホラー映画をDVDで鑑賞。
この映画は1997年のカナダ映画で、その当時のタイトルは「ヘモグロビン」でした。
もしかして、こちらの方のタイトルに聞き覚えがある方のほうが多いかも。
DVDを発売する際に、ヘモグロビンでは閉まらないのでタイトルを変えたようです…まあ、原題は「ヘモグロビン」「ブレーダーズ」「子孫」という3つのものがあるようですが。



それはともかくこの映画、実はラヴクラフトの「潜み棲む恐怖」という小説を原作としています。
確か創元文庫の「ラヴクラフト全集」の5巻か6巻に収録されていたかと思いますが…しばらく読んでいないので忘れちゃったな。
で、おまけに脚本がダン・オバノン(ただし他の脚本家数名との共同執筆)、主演は北欧が産んだ怪優ルトガー・ハウアーというわけで、明らかにB級ホラー臭が香ばしいシロモノ。
そこにつられて今回鑑賞したというわけですが…。
うーん、Amazonなどのレビューでも評判はあまりよろしくなかったので(酷く貶める人も少ないようですが)、覚悟はしておりましたが…それでも見終わったあとにガクッと来るだけの物がある映画でした。

原作の「潜み棲む恐怖」は、ニューヨーク郊外にある保養地キャッツキル山脈に建つ古い館の廃墟を舞台にした奇怪な事件を描くもので、かいつまんでお話しますと、かつてオランダからアメリカに植民してきた貴族が、人里離れた山奥で何代にもわたって近親結婚を繰り返した結果、その子孫は奇形と退化により人食いの化け物になったという物語です。
原作者ラヴクラフトの家系は狂人が多い血筋で、彼の両親も精神病院へ入院しそこで狂死していますから、どうもラヴクラフトはいつか自分も発狂するのではないか?という密かな恐怖を持っていたようです。
その「血筋の恐怖」にアンモラルな近親相姦を風味づけして生まれたのがこの「潜み棲む恐怖」という作品なわけですね。
なおHPL作品の中で同じ血筋の恐怖をテーマに持つものは他にもありますが、なかでも「インスマスの影」が白眉だと思います。

そういう作品を原作に使用しているため、この映画も近親相姦と血筋にまつわる恐怖を描いています。
主人公は、原因不明の血友病を持つ青年で、自分のルーツがニューイングランド地方の孤島にあることを知り、血筋をたどれば病気の原因や治療法の手がかりが掴めるのではないかと期待して、島へやってきます。
その島で自分の一族について色々と調べていくうちに封印されていた記憶が徐々に思い出されてきて、それと並行するように島で謎の失踪事件が頻発する…というのがあらかたのストーリーです。
この青年が(一応ハンサムな顔なんだけどラヴクラフト並みに顔が長いw)自分の家系に迫っていくうちに「血脈の恐怖」が募っていき…となるのが正しいあり方だと思うのですが、そのあたりがなんとも中途半端な上に、説明や表現が不足しており、全然「恐怖」が募ってきません。
主人公は劇中、度々鼻血を吹いて倒れます。
いや、病人なんだからそりゃ倒れるだろうよ。
けれどもそこから伝わってくる恐怖はあくまでも「主人公の病気=死に対する恐怖」なんですよね。
死にたくないから治療法を求めてルーツを辿るわけで、それを描写するのが間違いだとはいえませんが、この映画の主題はなんだっけ、自分の中に潜む血筋の恐怖ですよね?
主人公には自分のルーツを辿って絶望したり、混乱したりしてもらわないといけないわけです。
ところがこの青年は、自分の一族がいるとわかると(当然怪物ですよ?)妙に興奮&感動し、ラストはなんと自らすすんでその仲間になる始末。
「彼は一族と再会出来たのだ」
とかいうナレーションまで入って驚愕の仲良しこよしエンド。

どこが血筋に潜む恐怖なんだ???

けっきょくは家族っていいな♡」っていうハートフルなテーマになってしまってるんですよね。
どこが原作でラヴクラフトが書きたかったこととあまりにも乖離しており、ガッカリしてため息しか出ませんでした(^^;)。
それに、「近親相姦」という、本来であればおぞましい行為であるはずのものを、美男美女の俳優を使って耽美的な描写で表現しているところもどうにもいけない。
美男美女を使うなということではなく、近親相姦を重ねた末の結果として、島で人を襲う怪物が生まれるわけですから、ここは美しく見せてはいけないところだと思うのですよね。

またご都合主義な展開がやたら目立ちます。
前にも書きましたが、主人公は血友病でやたらと倒れます。
「もうダメだ、僕は死ぬ」
とか二言目にはすぐ弱音を吐いて、看護婦の妻(金髪はきれいなんだけどイマイチな顔)に
「そういうこと言わないで!」
とか怒られます。
そんな今にもおっ死んじまいそうな虚弱な若者が、一族の者だという胎児の標本を食べると急に元気になって、
「身体が再生していくようだ」
とか言い出して、妻に挑みかかってバコバコファックするわ(このシーンは本当に必要だったのか?)、突いて歩いてた杖を放り投げて走りだすわの急回復ぶり。
一体何なの?
また、目の前で女性や子供が怪物にバタバタ殺されていくのにぽかんとして何もせず、最後は仲間になっちゃうんですから、呆れてものも言えませんや。
こういう主人公って一体何なんですかね、感情移入なんてとても出来ませんし。
いや、もしかしたらこの青年が主人公じゃなくて、ハウアー演じる島の医者のほうが主人公なのかもしれませんが…。

登場する怪物は前述のように近親相姦の果てに生まれた、異形の小人みたいな奴らなんですが、こいつらが全然強そうじゃない。
なんかピッケルみたいな武器を持って襲ってくるんですけど、足がないやつとかいたりして動きも遅いし、何しろ身体が小さいので大人が蹴っ飛ばしただけでも死にそう。
地下に張り巡らせたトンネルを通ってくるのだけが厄介ですが、こんなのに襲われても全然怖くないです。
あとは、こういう化け物みたいな見た目の連中の中で、なぜ主人公の青年だけが真人間として生まれてきたのか、とても不思議です。もちろん説明は一切ありません。

主人公の脇を固めるサブキャラたちも微妙。
秘密を知っているらしい車いすのババアは核心を離さないまま怪物に殺され、6歳の頃から声が出ないという女性は(プロレスラーのスティングに似ている)目の前で友人(へそ出しルックのブス)が化け物に殺されると怒りのあまり怪物をナイフで刺殺、
「もう許せない!」
とか叫ぶんですが、おお、しゃべれない奴が喋ったぞ!ここから大反撃が…と思ったら次の瞬間あっさり化け物に殺されるとか、一体何がしたいのかよくわからない演出もちらほらで、見終わってなんだかモヤモヤしたものが残ります。

そんな穴だらけで、きっと泉下のHPL御大も泣いているであろうトホホな映画ですが、良い点もちらほらあります。
まずは舞台となる孤島のうらぶれた雰囲気がいいです。
荒れた海と岩礁に取り巻かれ、強い海風が吹きすさぶ光景がいかにもホラー的でちょっとワクワクしました。
いかにも外国漁師の家的な小汚い建物とかもラヴクラフト的でいいですね。
また、この島は男がほとんど遠洋漁業の出稼ぎに出払っているという設定で、住民には女子供と年寄りしか残っていないというあたりも、弱っちい化け物の襲撃にも非力で組織的な反撃ができないという理由付けになっていて工夫が見られました。
あとは別け隔てなく子供も殺されるのがいいw
スピルバーグの「ジュラシックパーク」なんて、一番最初に恐竜に食われて当前のガキが、高圧電流かなんかの金網にあたってピクピク言ってるくせにいつまでも生き残ってて、何だこりゃガキ優遇してんじゃねえよとイライラしましたが、そういうことはこの映画に関しては、ないですw
化け物が弱そうと書きましたが、唯一好感をモテる点は、この化け物が人の食い方を知っているところですね。
よく、人食い人種とかのホラー映画ではナマニクにかぶりついたりしてますが、アレはおかしいです。
血抜きとかしないと肉なんて臭くて食べられないので、ゾンビとかじゃないかぎり、生肉を食べるにしても血抜きとか解体調理くらいはするはずです。
その点この化け物は殺した人の死体を逆さ吊りにして、手首の血管を切ってちゃんと血抜きしているんですよね。
そこのところが芸コマでなかなかよろしいかと思います。
また、ヒロインはイマイチな顔ですが、脇役で出てきたホテル兼葬儀屋の女の子が可憐な金髪ギャルで、ミニのワンピースの裾から覗くちょっと細めの足がとてもキレイでした。
どこか物憂げな響きの声もまた可愛らしいのですが、途中であっさり殺されちゃいます。
まあ墓荒らしをしに行った報い的な感じで描かれてますが、どうせならこの子をヒロインにすればいいのに…。

そんなわけでこの映画、多少見るべきものはあれども、全般的にはB級どころかC級に近い感じで、わざわざ買って見るようなものでもないような気がします。
主演を冠されているハウアーの行動は終始地味で、全然活躍しません。
彼の活躍が見たい方は「ブラインド・フューリー」を見ましょうw
この映画はゲオの50円レンタルセールとかの時に借りて、鼻くそでもほじりながら見るのが一番いい鑑賞法かもしれません。


Blu-ray「ヘルハザード」を見た

 先日、Amazonで予約していた「ヘルハザード 禁断の黙示録 HDニューマスター版」のBlu-rayソフトが手元に届きましたので、早速鑑賞してみました。
 この映画についてのレビューはこのブログの「超時空映画館」でも書いておりますので、詳細は割愛しますが、ラヴクラフトの代表作の一つと言われる「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」を原作とした、1991年制作の米国産映画です。
監督はダン・オバノンです。
 しかし本当になんとかならないのか、この邦題は…w

 先に総括しますと、ソフトの出来としては大変よいものだと思います。
 本編の映像はデジタル処理が加えられたことでかなりクリアかつシャープになり、これまでVHSビデオでは分かり難かった部分まで判別できます。
 いくつか例を上げますと、まず映画冒頭の病室のシーン。
 ここは血まみれの凄惨な光景が映し出される場面ですが、今まではただの血の海にしか見えなかったものが、デジタル処理によって血液以外にも煙を上げる黒い灰が散乱していることが見て取れるようになりました。
 また中盤に、主人公の探偵が車の運転中、ふとルームミラーに目をやると後部座席に人影があり、驚いて急ブレーキを踏むシーンがあります。
 VHSのほうだとこの人影がちょっと誰だか分からない感じだったのですが、Blu-rayでははっきりと誰だか分かるのです。
 この鮮明になった映像のおかげで、地味に物語の表現度(観客にしてみれば理解度)が増しています。
 ただこの映画の性質上やたら多くなっている暗闇のシーンは当然そのままなので、最も気分が盛り上がる地下空洞の探検場面などは、相変わらずなにがなんだかわからないようなあやふやな印象でした(^^;)。
 ただ、今回改めてこの映画を鑑賞しなおしてみて、今まではなんとなく見過ごしていた演出を数多く発見することが出来、自分でもちょっと驚きました(数えきれないほど見ていたはずなんですが…それもぼんやり見ていたということの証明でしょうか)。
 こういう部分も、映像がクリアになったお陰なのかもしれません。

 また、このソフトには編集の都合でカットされてしまった未公開シークエンスが、特典として収められています(他には米国と日本双方の映画予告編も収録)。
 しかもその長さは20分近くに及びます。これは結構なボリュームなので正直驚きました。
 もともと、監督のダン・オバノン(生粋のラヴクラフトファン)は生前、この映画について

「映画会社が勝手に編集してズタズタにしてしまった映画なので、いまだに冷静には見られない」

等と言っていたようですが、なるほどその言葉は真実であったわけです。
シーンとしては「こりゃ切られて当然だな~」と思える場面や、「これを入れておけばもうちょっと物語展開もがスムーズに見えたろうに…」と思えるものまで様々です。
 前者の最たるものが主人公とヒロインのベッドシーンです。
 これは見ていて本当に蛇足の一言で、このシーンがもしカットされずに残っていたとするなら、ヒロインが亭主の入院中に主人公をベッドへ誘う単なる浮気女というか、今風に言えばビッチですかw、そういうふうにしか見えなくなってしまうのです。

「主人を愛してますから、信じます」

みたいなセリフで夫婦の絆みたいなのを表した映画序盤のシーンは一体何だったのかということになってしまいます。
 後者は田舎の農家に引きこもるウォードを訪ねた主人公とヒロインが追い返されるシーンです。
ここでウォード(実はすり替わったカーウィン)と主人公が言い争うのですが、その内容が話本編そのままだとどこか咬み合わない感じなので、しっくり来ません。
 ところが、カット場面を見るとちゃんと辻褄を合わせるセリフが入れられており、どうしてこれを削ってしまったのだろうか…と不思議になります。
 しかしまあ、今となってはすでに貴重になった映像が多数収められているのは確かなことで、僕のようなこの映画のファンにとっては非常にありがたい特典と言えましょう。
それにオバノンが嘘つきではないことが証明されたわけですからね。
 
しかしよく考えてみると、この部分が全て映画会社がカットしていたのだとしたら…逆に言えばオバノンが全部映画の中に入れようとしていたのであるなら、彼の演出能力を疑ってしまうような部分が無きにしもあらず、ですね(^^;)。

 そしてさらに、このソフトには日本語吹き替え音声が収録されています。
 この映画が公開され、ビデオ落ちした当時は洋画の吹き替えビデオというのが結構流行していたようで、同じ時期にビデオ発売された作品には「原語版」と「吹き替え版」の二種類が出ていたものでした(「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世記」など)。
 このソフトには、その吹き替え版で発売された音声がそのまま収録されたようです。
 しかし、今回はこの日本語音声がいささか困りものでした。
 いや、確かに日本語音声収録は、目が悪くて字幕を追っているだけで疲れる僕のようなタイプの人間には非常にありがたいのですが、ちょっと今回はキャスティングが悪かったかなという個人的な印象があるのです。
 出演しているのは井上真樹夫、麦人、土井美加などのベテラン揃いで豪華な上に芝居達者な顔ぶれ…のはずなのに、なんか違和感がある。
 キャスティングの俳優と声優が合っていない感じです。土井美加なんかは声がそれなりにハマって聞こえるので、土井さんの汎用性wは凄いなぁと改めて感心したわけですが、どうもそれ以外がみんな駄目な感じ。  
 特にウォード役の麦人が致命的に合っていない。
 ウォード役のクリス・サランドンの低い、しかしよく通るあの声とは似ても似つかない。
 それに芝居もいけませんでした。
 原語版では、ウォードと入れ替わった魔人カーウィンの声をサランドンはしわがれ声を使い演じ分けていましたが(原作でもそうでした)、吹き替えは最初の頃はしわがれた声…というか元からあの声なのであまり変わってないんですけど(^^;)、とにかく途中でしわがれ声の芝居をあっさりやめてしまいます。アレをやり続けるからこそ、ラストの病室でカーウィンが本性を表し本当の声で話す場面が生きてくるはずなんですけども。
 あとはセリフの翻訳もなんか…僕は英語なんてチンプンカンプンなんで実際のところはよくわかりませんが、ラストの方のカーウィンの言い回しなどはなんだか妙に説明臭かったり、無駄に迫力を出そうとしてわざわざオーバーな表現を選んでいるいるような感じなのです。
 まあたしかにキャラ自体が無茶なことを話しているはずなのでしかたがないといえばそうなのですが、もう少しシンプルなセリフにしても良かったのでは?
 あと、カーウィンがウォードを殺す理由が、吹き替えでは

「自分でも人肉を食いはしたが、あいつはそうした自分が許せなかった」

みたいなことを言っているけれども、これでは理由が通りません。復活して常に飢えに苛まれているというカーウィンが人間を襲うのには納得がいきますが、カーウィンを蘇らせただけで中身は普通の人間であるはずのウォードが、なぜ人肉を食わねばならないのか、謎です。
 その理由を説明するセリフも無し。どうにも納得がいきません。
 同じシーンを字幕では

「肉の処理の方法についてあいつとは意見の齟齬があった。かれの良心が咎めたのだろう」

というように訳しているので、人肉を食うカーウィンをウォードが止めようとしたので殺された…という意味が通ります。
 日本語訳を書かれた方は、聞いたままを翻訳されたのかもしれませんが、もう少し話の前後を考えて欲しかったですね。
 吹き替えを聞くのが楽しみだっただけに、今回は少しばかり残念でした。
 
 …などと結構辛口なことも書いたように思いますが、総じて大変満足度の高いソフトだといえます。
 クリアな映像に特典など、ビデオ購入から10年近く待った甲斐は十分にありました。
 ダン・オバノンのコメンタリーなどがついていれば最高でしたが、なにしろ故人ですしそこは仕方のないところですね。
 発売元の是空さん、販売元のハピネットさん、本当にありがとうございますm(_ _)m。

 この調子で「ヘルゴースト 悪魔のスケアクロウ」のBlu-rayも宜しくお願いしますw

 


 

天気がヘン

あと1周間で今年が終わってしまうのですね。
うーん、確かに暦の上ではそうなのですが、実感がまったく湧きません。
なんというか、暮の押し迫った時期に感じるあの緊張感?とか焦燥感みたいなものがないというか。
視覚的、体感的なものもあるかもしれません。
今年の冬はなにしろ暖かくて、大抵の年はこの時期、多少にかかわらず雪があるはずなのですが、それも全く無い。
しかも気温も確かに寒いとはいえ、例年並みの「寒さ」ではないのです。
少し異常なほど気温が高い…。
今頃なら朝の最低気温がマイナス5℃とか普通だったのですが、今は0℃くらい…。
日中はもちろんプラスの気温です。
これでは雨も雪になりようがありませんよね。
降っても水分が多いみぞれみたいな雪で、すぐに溶けてしまいます。
まあ、東北人としては毎年雪や寒さに泣かされてきているので、それがないのは随分マシなのかもしれませんけど、かといってこのように雪がなく更に暖かすぎるというのも、なにやら不安になりますね。
決して贅沢を言うつもりはないんですが、季節が「普通」に戻ってくれればなあ。

おしらせ

ここのところ気分が優れず困っています。
ただし肉体的にというわけではなく、精神的な意味においてなのですが…。
従いまして、滞りがちであったブログの更新が更に滞るかもしれません。
その場合、しばらく動きがなくなりますがご容赦ください。

饅頭、それは亀まん

所用ありて、両親が長野県の伊那市高遠へ出かけてきました。
そしておみやげに饅頭を買ってきてくれたんですよ。
何だ、饅頭か、ありきたりだなあとか思ったあなた、考えが甘いのう。
その饅頭というのが、多分(おれの中では)史上最高に旨い饅頭なのですよ奥さん!
その饅頭の名は「亀まん」と言うのだ。
じつはこの高遠という町は、人知れぬ饅頭の激戦区。
名物が高遠饅頭というこしあんを使った饅頭なのですが、その菓子舗が数多入り乱れ、昔から鎬を削り火花をちらしてきておるのです。
その中でも、赤羽と亀まんというのが二大巨頭でありまして、どちらも甲乙つけがたいのでありますが、個人的な嗜好では若干、この亀まんが勝っておる。
したがってこちらへ軍配を上げる次第ですが、決してよその菓子舗さんがおいしくないというわけではありません。
そして僕はどういうわけか、子供の頃から亀という生物が何故か好きでして。
それが名に冠されているというのもお気に入りの原因なのかもしれません。

それはともかく諸君、見給えこの高級感がありそうに見えるパッケージを(なんで偉そうなんだよ)。
誰も高級感があるとは言ってませんぞ、あくまでも「ありそうな」感じですぞ。
なんて言うんですか、高級感ありそうに見せつつも、高級ですぞ、という気取った感じのデザインではないのが宜しいですね。
いや、あくまでも僕の感覚なんで実は高級に見えるのかも知れませんが。


裏側である。
普通であります。
何だ、よく見たら賞味期限が今日までじゃねえか!
いつ買ったんだよ…。
まあいいか。
明日天ぷらにでもしよう。
…伊那・高遠地方では饅頭を天ぷらにするのがごちそうなそうです。
初めて食べた時はびっくりしたなあ。
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一枚皮を剥ぐとこんな感じだ。
なんかまだらというか迷彩塗装みたいな箱がイカス。
そして諸君、左下に注目してほしい。
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燦然と銀色に輝く「龜」(旧字体。多分今の中国人も読めない)の文字!
ま、眩しい!!
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しかしなんで亀まんなんだよと思う人もおられよう。
そんな人はこれを見てくれたまえ。
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!?
饅頭に龜の焼き印が押してあるではありませぬか!
これが亀まん、という名の由来なわけですね。
でもなんで「亀」なんだ?
…という疑問は残る。
長野の高遠の名産が亀だという話は聞いたことがない。

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じつは、もともと明治時代に「亀の湯」という銭湯が名前の端緒であったようです。
そこで訪れる客にサービスとして食わせていた饅頭に「亀の湯」だけに亀の焼き印を押していたところ、内風呂等の普及によって銭湯は廃れたが、饅頭だけが有名になり、饅頭屋というか菓子屋を始めた…というのが由来のようです。
最初から菓子屋というわけではないあたりがなにやら面白いですね。
思い切った転職は不幸を招くこともありますが(お、おれのことじゃないぞ)、この場合は軌道に乗ったわけですね。

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ミュータントタートルズよりかっこいい亀マーク。
昔ながらの一筆書きみたいなタッチがいいですね。

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饅頭に同封されていた栞です。
ほほう、伊那市内だけではなくて、飯田にも支店があるんですね。
長野県の伊那地方(武田信玄が忍者を飼っていた場所として有名ですな)を訪れたときにはぜひ立ち寄ってこの美味しいお饅頭をお買い求めください。
いや本当に美味しいのですよ。
高遠には色々見るべきものが多くて楽しいですよ。
ちなみに高遠城は山本勘助が築城し、武田信玄の五男。仁科盛信が織田信忠の軍勢を迎え撃って玉砕したというすさまじい歴史を持っております、
城の天守などは無論すでにはないですが、跡地としてはよく整備されており、なかなか見どころが多い城跡です。
お城マニヤの方にもおすすめですぞ。

夢に見るのは懐かしき…

またもこんな時間に目が覚める。
参ったね(^^;)。
早く寝るとダメみたいです、どうにもね…。
これが歳を取ったということなのかなぁ。
気持だけは今も若いつもりなんだけれど。
え?人間も成長してねえじゃねえかって?
それを言っちゃあ、おしまいよ(渥美清風に)。

今夜は…と言うか、さっきまでですか、こういう夢を見ていました。

僕はどこか知らない街の商店街を歩いているんです。
道幅の狭い、ごちゃごちゃした…多分テレビか何かで見た東京の下町の商店街だと思うのですが(僕は昔東京に住んでいたんですけど、そこは下町ですが広い国道に面していたので、こういう感じじゃなかった。だから多分、そこではない)、そこをぶらぶら歩いているんですよ。
おお、ここは八百屋か、こっちは惣菜屋に蕎麦屋か…昔ながらの商店街で活気あるねえ、いいわよいいわよ~先生こういうの大好きよ~などとヒゲゴジラ風に思いつつ歩いておりますと(とか書いたところで今の若い人は誰もわからねえだろうな)、商店と商店の間に挟まれるようにしてこぢんまりと建っている、間口の狭い木造建築の古い店があるのが目に入りました。
なんとなくその玄関のガラス戸を透かし見てみますと、なんと棚に古臭いプラモデルが大量に積んであるんです。
おお、ここは模型屋か、しかもなんか古そうなのがいっぱい置いてあるぞ!と懐古主義者の血が騒ぎましてw、思わず玄関の扉(ガラスの引き戸なんですよ…昔よくあったような感じの、開けるとガラガラいうやつ)を開けます。
中は細長く、ちょっと狭い感じ。
右には棚があって古い模型の箱が山積みになっていて、左側はショーケースで鉄道模型とかの完成品や、棚に収まらない大型の模型の箱が飾ってある。
ほほ~古臭い作りがまたいい味出してるなあと感心しておりますと、すると、店と奥を仕切っている襖を開けて四角い顔のバアサンがいらっしゃい~と出てくる。
こんにちは、少し見せてください
と言うと、
「はいはいどうぞ。ゆっくり見ていってくださいよ」
、とお茶まで持ってきてくれた。
それを有りがたく受け取って飲みつつ、これ売ってらっしゃるんですか?と尋ねますと、

「ええ、もちろん売っておりますですよ。でももうわたしも歳ですし連れ合いは亡くなりましたのでね、そろそろ店じまいしようかと思っているんです」

ああ、そうなんですか…昔ながらの模型屋さんがなくなるというのは残念なことですね。
模型ファンとしては寂しい限りです。
失礼ですがお婆さんはお幾つになられるんですか?

「今年で84になりますですよ。この店はそうですね~50年位はやってますかしらねえ」

…そんな会話をしつつ物色しておりますと、やはり珍なるものが沢山有るのですよ。
これは黙ってみているわけには行かねえぞ、買わざあなるめえ、と財布を出しつつ、これとこれをくださいと言って値段を聞いたら、なんと発売当時の値段と変わりないんです。
考えようによっては高いといえるかもしれませんけど、逆に考えればヤフオクとか古物商(いや、僕もですけど…)みたいにふっかけていないとも言える。
それで僕は鼻血がでるほど興奮しましてw
財布から有り金を全部出し、持ち合わせのお金はこれしかないけれども、近々来るときはもっとお金を持ってきますから、あれとそれとこれを取置してくださいと頼むと、存外な大金にばあちゃんびっくりしちゃって恐縮し始め、

「古い模型にこんなにお金出してもらうのは心苦しいから、2割引にします」

とか言うじゃありませんか。
もう僕は狂喜乱舞ですよ。
ばあちゃんの手をとって三拝九拝、とりあえず購入したものをビニールの手提げ袋へ入れてもらい、二、三日したらまたきますからといって喜び勇んで店を出ました。
そしてもうスキップ踏んでで歩き出しそうになりながら、さあ先生に頼んでお金借りなきゃあ、あのプラモを買い占めてやるんだ、そうしたらどうする?モリオカに帰って自分の店を出して売るに決まってるだろ、などとニヤニヤしているところで目が覚めた次第。

ただこれだけの実に他愛のない夢なわけですが、目が覚めてからも昂奮は収まっておらず、あれは夢だ幻だとわかっているのに妙に惜しいような、損をしたような気分に苛まれ、しばらく寝床の上で呆然としていました。
夏目漱石の「坊っちゃん」の冒頭の方に、夢でダイヤモンドを手に入れて喜んでいたところで目が覚めて、ダイヤモンドはどうしたと家族に尋ねて呆れられるというシーンがありましたが、なんだかそれっぽい感じ。
これ書いている今も、バカバカしいと解っていながらも悔しい気分でいっぱいですw
あの店、本当にこの日本のどこかにあるんじゃないか…。
あのバアサンが僕が来るのを待ってるんじゃないか…という気がしてならぬのです。
まあどうせ待っていてもらえるのなら若い美女のほうがいいわけですが…w

で、ふと思い出したんです。
その模型店の店構えに見覚えがあるんです。
どこなんだろうなあと思ってさっきまで考えていたんですけど、ようやく思い出しました。
僕が子供の頃に近所にあった、古い模型屋さんと同じなんですね。
間取りとか店舗内の様子がそっくり同じなんです。
尤も経営していたのはバアサンじゃなくて顔の長いジイサンだったけれども。
子供の頃はその模型店によく通って、色々な模型を買ったものでした。
もちろん今はその模型屋さんもなくなってしまい、跡地は銀行の駐車場になってしまっていますが、その前を通るたびにここに模型屋があったなーとなんとなく思い出すんですよね。
多分、記憶の中に残っていたそれが、何かの拍子に夢へ投影されたんでしょうねえ。

僕が子供の頃は、盛岡にも結構な数の模型店があったものですが、時代の流れか、今は殆ど姿を消してしまいまして、市内に2,3軒を残すだけになってしまいました。
大体、子供が模型を作らなくなったのもあるでしょうねえ。
今子供がプラモを作るといえばガンプラくらいなものでしょう。
一昨日、所要のついでに通りがかった地元の模型店にふらっと寄ってみたんですが、店内に4つある棚の2つまではガンプラなんですよね。
戦車とかのミリタリー関係とか、他のキャラクター関連のプラモはやはり人気がないのでしょう、隅の方に追いやられている。
まあ僕もガンダム世代ですし、ガンプラが嫌いなわけではないのですけれど、これはちょっと寂しい感じがしました。
もっと色々なプラモデルを子どもたちに作って欲しいと思うのですが、そんなこと言っても個人の嗜好の問題ですし仕方がないですよね。
それに今はプラモデルを作るよりももっと楽しい物に満ち溢れていますからねえ。
僕らが子供の頃というのはプラモデルを作るというのは子供の大きな楽しみの一つで、駄菓子屋なんかですらも1個100円とかのチープなプラモデルを売っていたものでした。

なんだかダラダラ書いてしまいましたけれど、こういうところからも、自分も随分歳を取ったなあと実感します。
記憶の中に住むことができたらどんなに幸せなんだろうか…。
考えても詮無いことながら…。


早く起きてしもうた

昨晩は随分早く寝ました。
たぶん夜の10時位には寝ていたのではないでしょうか。
そのまま眠り続けて、目が覚めたら朝の4時半でした(^^;)。
どうせだったら朝まで寝ていればいいのに、何故か目が覚める…まあそれでも6時間位は寝ていますけど。
どうも年をとるに従って、長い時間眠り続けることができなくなってしまった感じです。
それに眠りが浅いようで夢ばかり見ますね。
ほとんど内容を覚えていないようなものから、はっきり内容を覚えているものまで色々と。
昨晩見た夢は覚えてないです…多分とてもくだらない内容だったに違いないw
先日は夢に○○○ちゃんが出てきまして…以下、下品なので自粛いたしますw
しかしこんな夢しか見ないのか、おれは。


フィンランド…

今回もちょっとニュースについて思うところを書きます。

フィンランドが国民に生活できる最低限の費用として月11万円支給することにしたそうな。

フィンランドがベーシックインカムを導入(ニュースサイトへ飛びます)

だがその一方で、これまで手厚かった社会福祉関係は一切廃止とのこと。
政府や国庫の負担を無くするためで、結局現金支給と相殺するということらしいですね。
まあ思い切ったことをするものだと驚きますし、Twitterのまとめサイトとかを流し見してみると
「日本でも導入しろ」
「素晴らしい」
とか褒めてる人が結構おります。
まあ、僕は基本的に馬鹿なので、国民の平等だとか経済だとかそういう話はチンプンカンプンなんですけど、自分の身の上に照らし合わせて考えてみた場合、これってすごく怖いことではないのかと思いました。

だってこれまであった、しかも至れり尽くせりだった社会福祉が、段階を踏んでなのでしょうけども、いずれにせよ将来的に全てなくなるのですよ? 
全部、オールナッシング。
おそらくは子供の教育費もフィンランドではこれまで無料だったものが有料制になるということでしょうし、病院の医療費とかも実費で請求されることになるのですよ?
身体障害者とかに支給する福祉金や、老人への年金もなくなるでしょう。
当たり前ですよね、それの代わりにお金を支給ということなわけですし。
まあ所詮は他所の国の話だから、日本人の僕がああだこうだ言うのはおかしいのかもしれませんけど、確実にこの制度で割を食うのは国民の大多数を占める健常人ではなくて、身体に不自由があったり、持病を抱えている人たちでしょう。
僕はそこが怖いなあと思ったわけです。

みなさんは病院の治療費とか考えてみられたことはありますでしょうか。
僕は持病があるので、しょっちゅう考えさせられます。
日本は国民皆保険制度があるからありがたい話なのですが、医療費ってそれでも高いです。
日本の国民の殆どはおそらく医療費3割負担だと思いますが、そのたった3割を負担しただけで、僕の場合は診療と薬代でひと月1万円以上の出費になります。
1万円って皆さんももちろん御存知でしょうけど、普通に大金ですよね。
僕のように稼ぎが少ないと特にそれを実感しますが…w
しかし逆に言えば、3割負担のおかげでこの程度ですんでいるわけで、これが保険がなくなってしまって100%実費で請求とかになったら、一回病院へ行くだけで5万円くらい、下手をすると10万円くらいはかかるでしょう。
何か大病をして、入院だ、手術だとかいう話にでもなれば、何百万円になるでしょうね。

国民皆保険制度がない欧米ではそのあたりに目をつけて、病人を食い物にする保険屋が横行し(保険ゴロがいるのは日本と同じですから、保険屋も被保険者もどっちもどっちかw)、保険がないと支払い能力がないとみなされ病院は治療もしてくれない。
アメリカの何処かの州では、乏しい女性が盲腸炎にかかり病院へ搬送されたが、保険がなかったために待合室へ放置され、そのまま悶絶死する悲惨極まる事件も起きているはずです。
「医は仁術」
なんて言葉は、メリケン国にはないらしいですね。
いくら何でもこれは酷いとオバマがなんとか変えようとしたけれど、結局保険屋とか医療機関、そっち方面からガッポリ金もらってる議員の妨害にあって頓挫しました。

医療難民なんて言葉がありますが、おそらくフィンランドもじきにそうなるでしょう。
数年後のフィンランド国民は、うっかり病気に罹っただけで治療どころか、借金で首が回らなくなって首吊らなきゃいけないという恐ろしい世の中になっているかもしれません。 
…どうでしょうかね、月11万貰ってもそんな国に住みたいと思いますか?
まあ何をどう思おうが人の勝手ですけれども、持病持ちの自分からしたらそんなのはゴメンです。

元気な人は、自分の健康が損なわれた時のことなんか考えもしません。
永久に自分は健康なんだと思ってるひとが多いです。
でも生きてる限りは必ず病気をするし時々怪我もするでしょう。
日本もフィンランドに倣えとか言い出す人は、今後各方面から大勢出てくると思いますけれども、そうなった時まで言い続けてられるのでしょうかね。
果たしてどちらがいいのかは自明の理だと思うのですが…。


秘密基地

最近ヤフオクでこういうものを手に入れました。

今は亡きプラモデルメーカー「今井科学」から発売されていた「マイティ基地」です。

IMG_0028.jpg

今井科学は帆船模型などで有名ですが、こういったキャラクターもののプラモデルや、オリジナルの「ロボダッチ」などを販売展開していた事でもよく知られております。
このマイティ基地は、「マイティジャック」という円谷プロが1968年に制作した特撮ドラマの版権商品で、この基地以外にも、主役メカである万能戦艦マイティ号のプラモデルなども発売されていました。

いやあ、僕こういう「秘密基地関連」のプラモデルが大好きなんですよ。
プレイバリューも高いと思いますし、なんだかワクワクしませんか?
あと「秘密基地」という言葉に、なんとも言えないロマンを感じるのだよなぁ(遠い目をして)。
昔はこの手の秘密基地のプラモデルってかなりありまして、同じイマイからはサンダーバードの秘密基地(トレイシー島)とか、「謎の円盤UFO」の月面基地などが発売されていたんですよね。
他のメーカーも、ガッチャマンとかコンドールマン、コンバトラーVにグレートマジンガー等の秘密基地をプラモで発売していたりして、それが子供にウケて、普通に受け入れられていたんですよね。
今の子供はどうなのかなあ…。
プラモ自体の出来は凄く良くなったけど、多分それに慣らされてしまって、そこはかとないチープ臭のこもったこういうプラモデルには興味ないんだろうな~多分。

この基地のプラモデルには、ミニチュアサイズのこまごましたメカがたくさん付いており、それらを格納したり、バネ仕掛けで発射したりできるようになっています。
こういうギミックが付いているのがとても楽しいですよね!
童心に帰っていわゆるブンドド遊びが楽しめるわけですなw

ちなみにマイティ号のプラモデルもセットで手に入れたんですよ奥さん!!

IMG_0027.jpg

こちらはディスプレイモデルではなく、昔懐かしいモーター走行で動くタイプのものです。
いや~、以前は飛行機とか戦艦のプラモデルにも問答無用でこういうタイヤがついてて、走らせて遊ぶことが出来ましたよねw
なんて言うのでしょうか、今は飾ったり、いじったりして楽しむプラモデルが割と多いような気がしますが、この当時は「動く」というのが非常に大きな要素だったのでしょうね。
つまりプラモデルが完全に玩具の延長線上にあったということでしょうか。
時代を感じさせますが、ソッチのほうが楽しかった気もしないでもありませんね。

双方とも箱をチェックする限りでは、発売当時のものではなく、おそらく1970年代から80年代にかけて再販されたもののようです。
特にマイティ号の方はバーコード表記があるので、80年代後半のものでしょう(この手の物は何度も再販される)。
ただ、どちらもあらかた30年以上経っているに違いないものであることには変わりなく、「古物」「ビンデージ」モノとしての価値は充分にあるといえましょう。
また、箱にはスレや色あせ、汚れや痛みなどが見受けられますがそれほどひどいものでもなく、パーツは綺麗で健全なまま、もちろん全部揃っています。
大変状態の宜しいものと言っていいのではないかと思います。
良い買い物をしました(^^)。

この調子で色々と昔の「秘密基地」プラモを集めたいですね。
さしあたって次の目標は、サンダーバードのトレーシー島かなあ…。






犬猫山羊

夕飯の買い物に町まで出たら、美容院の前に置物が飾ってありました。



犬と猫と山羊と得体の知れない生物の置物のようです。
季節に合わせた服装をしていましたので、思わず撮影してしまいました。

IMG_0023.jpg

以前掲載した薬屋の前のサトちゃんやケロヨンもそうだったけれども、このコスチューム、よく作るよなあ。
きっと好きな人が従業員にいるのでしょうね。
こういう部分からも季節感を感じるというのは面白いところですが、もうそういう季節なんだなとしみじみ思ってしまうのが、なんだか気ぜわしくなるようでなんだか嫌ですねえ…。

しかし犬の隣、一つだけ黒い服着ているんだが一体この置物は何をモチーフとしたものなのだろうか?
後で再び現物を調査しに行ってみましょう。





ロボ

先ほど夕飯の買い物をするため、付近の大型スーパーへ行ったところ、こんなものがいましたよ…。



ソフトバンクのPepperとかいうロボットみたいですね。
なんか喋りながら踊りを踊ってました。
踊りと言っても手踊りですけど…。

01_20151202160554f4f.jpg

なかなか、奇妙なブツでしたよ…。
「カワイイ~」
とか言って写真撮ってるオバハンがたくさんいましたが、可愛いか、これ?

むしろ、おれには不気味に見えるんだが。

価値観の相違ってやつか。
つか、世の中何百万円もするこのロボットが売れているらしい。
ということは可愛い部類なんだろうな、これが。
おれの美的感覚が世間と乖離してるってことか…。

…世の中なんて!!

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Author:新田佳奈
ハンドルネーム:BAD
別名「新田佳奈」。
「にったかな」、ではなく「しんだかな」と読んでください。
岩手県盛岡市在住。

一次創作でイラストや小説を作っています。
最近はIllusionのHゲーム「ハニーセレクト」でキャラクターを作ったり、スクリーンショットを撮って遊ぶことが多いです。
ただし大したものは撮れませんが…(^^;)。

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