2015-12-09 00:44 | カテゴリ:雑記その他
今回もちょっとニュースについて思うところを書きます。

フィンランドが国民に生活できる最低限の費用として月11万円支給することにしたそうな。

フィンランドがベーシックインカムを導入(ニュースサイトへ飛びます)

だがその一方で、これまで手厚かった社会福祉関係は一切廃止とのこと。
政府や国庫の負担を無くするためで、結局現金支給と相殺するということらしいですね。
まあ思い切ったことをするものだと驚きますし、Twitterのまとめサイトとかを流し見してみると
「日本でも導入しろ」
「素晴らしい」
とか褒めてる人が結構おります。
まあ、僕は基本的に馬鹿なので、国民の平等だとか経済だとかそういう話はチンプンカンプンなんですけど、自分の身の上に照らし合わせて考えてみた場合、これってすごく怖いことではないのかと思いました。

だってこれまであった、しかも至れり尽くせりだった社会福祉が、段階を踏んでなのでしょうけども、いずれにせよ将来的に全てなくなるのですよ? 
全部、オールナッシング。
おそらくは子供の教育費もフィンランドではこれまで無料だったものが有料制になるということでしょうし、病院の医療費とかも実費で請求されることになるのですよ?
身体障害者とかに支給する福祉金や、老人への年金もなくなるでしょう。
当たり前ですよね、それの代わりにお金を支給ということなわけですし。
まあ所詮は他所の国の話だから、日本人の僕がああだこうだ言うのはおかしいのかもしれませんけど、確実にこの制度で割を食うのは国民の大多数を占める健常人ではなくて、身体に不自由があったり、持病を抱えている人たちでしょう。
僕はそこが怖いなあと思ったわけです。

みなさんは病院の治療費とか考えてみられたことはありますでしょうか。
僕は持病があるので、しょっちゅう考えさせられます。
日本は国民皆保険制度があるからありがたい話なのですが、医療費ってそれでも高いです。
日本の国民の殆どはおそらく医療費3割負担だと思いますが、そのたった3割を負担しただけで、僕の場合は診療と薬代でひと月1万円以上の出費になります。
1万円って皆さんももちろん御存知でしょうけど、普通に大金ですよね。
僕のように稼ぎが少ないと特にそれを実感しますが…w
しかし逆に言えば、3割負担のおかげでこの程度ですんでいるわけで、これが保険がなくなってしまって100%実費で請求とかになったら、一回病院へ行くだけで5万円くらい、下手をすると10万円くらいはかかるでしょう。
何か大病をして、入院だ、手術だとかいう話にでもなれば、何百万円になるでしょうね。

国民皆保険制度がない欧米ではそのあたりに目をつけて、病人を食い物にする保険屋が横行し(保険ゴロがいるのは日本と同じですから、保険屋も被保険者もどっちもどっちかw)、保険がないと支払い能力がないとみなされ病院は治療もしてくれない。
アメリカの何処かの州では、乏しい女性が盲腸炎にかかり病院へ搬送されたが、保険がなかったために待合室へ放置され、そのまま悶絶死する悲惨極まる事件も起きているはずです。
「医は仁術」
なんて言葉は、メリケン国にはないらしいですね。
いくら何でもこれは酷いとオバマがなんとか変えようとしたけれど、結局保険屋とか医療機関、そっち方面からガッポリ金もらってる議員の妨害にあって頓挫しました。

医療難民なんて言葉がありますが、おそらくフィンランドもじきにそうなるでしょう。
数年後のフィンランド国民は、うっかり病気に罹っただけで治療どころか、借金で首が回らなくなって首吊らなきゃいけないという恐ろしい世の中になっているかもしれません。 
…どうでしょうかね、月11万貰ってもそんな国に住みたいと思いますか?
まあ何をどう思おうが人の勝手ですけれども、持病持ちの自分からしたらそんなのはゴメンです。

元気な人は、自分の健康が損なわれた時のことなんか考えもしません。
永久に自分は健康なんだと思ってるひとが多いです。
でも生きてる限りは必ず病気をするし時々怪我もするでしょう。
日本もフィンランドに倣えとか言い出す人は、今後各方面から大勢出てくると思いますけれども、そうなった時まで言い続けてられるのでしょうかね。
果たしてどちらがいいのかは自明の理だと思うのですが…。


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