2015-12-12 05:34 | カテゴリ:夢見
またもこんな時間に目が覚める。
参ったね(^^;)。
早く寝るとダメみたいです、どうにもね…。
これが歳を取ったということなのかなぁ。
気持だけは今も若いつもりなんだけれど。
え?人間も成長してねえじゃねえかって?
それを言っちゃあ、おしまいよ(渥美清風に)。

今夜は…と言うか、さっきまでですか、こういう夢を見ていました。

僕はどこか知らない街の商店街を歩いているんです。
道幅の狭い、ごちゃごちゃした…多分テレビか何かで見た東京の下町の商店街だと思うのですが(僕は昔東京に住んでいたんですけど、そこは下町ですが広い国道に面していたので、こういう感じじゃなかった。だから多分、そこではない)、そこをぶらぶら歩いているんですよ。
おお、ここは八百屋か、こっちは惣菜屋に蕎麦屋か…昔ながらの商店街で活気あるねえ、いいわよいいわよ~先生こういうの大好きよ~などとヒゲゴジラ風に思いつつ歩いておりますと(とか書いたところで今の若い人は誰もわからねえだろうな)、商店と商店の間に挟まれるようにしてこぢんまりと建っている、間口の狭い木造建築の古い店があるのが目に入りました。
なんとなくその玄関のガラス戸を透かし見てみますと、なんと棚に古臭いプラモデルが大量に積んであるんです。
おお、ここは模型屋か、しかもなんか古そうなのがいっぱい置いてあるぞ!と懐古主義者の血が騒ぎましてw、思わず玄関の扉(ガラスの引き戸なんですよ…昔よくあったような感じの、開けるとガラガラいうやつ)を開けます。
中は細長く、ちょっと狭い感じ。
右には棚があって古い模型の箱が山積みになっていて、左側はショーケースで鉄道模型とかの完成品や、棚に収まらない大型の模型の箱が飾ってある。
ほほ~古臭い作りがまたいい味出してるなあと感心しておりますと、すると、店と奥を仕切っている襖を開けて四角い顔のバアサンがいらっしゃい~と出てくる。
こんにちは、少し見せてください
と言うと、
「はいはいどうぞ。ゆっくり見ていってくださいよ」
、とお茶まで持ってきてくれた。
それを有りがたく受け取って飲みつつ、これ売ってらっしゃるんですか?と尋ねますと、

「ええ、もちろん売っておりますですよ。でももうわたしも歳ですし連れ合いは亡くなりましたのでね、そろそろ店じまいしようかと思っているんです」

ああ、そうなんですか…昔ながらの模型屋さんがなくなるというのは残念なことですね。
模型ファンとしては寂しい限りです。
失礼ですがお婆さんはお幾つになられるんですか?

「今年で84になりますですよ。この店はそうですね~50年位はやってますかしらねえ」

…そんな会話をしつつ物色しておりますと、やはり珍なるものが沢山有るのですよ。
これは黙ってみているわけには行かねえぞ、買わざあなるめえ、と財布を出しつつ、これとこれをくださいと言って値段を聞いたら、なんと発売当時の値段と変わりないんです。
考えようによっては高いといえるかもしれませんけど、逆に考えればヤフオクとか古物商(いや、僕もですけど…)みたいにふっかけていないとも言える。
それで僕は鼻血がでるほど興奮しましてw
財布から有り金を全部出し、持ち合わせのお金はこれしかないけれども、近々来るときはもっとお金を持ってきますから、あれとそれとこれを取置してくださいと頼むと、存外な大金にばあちゃんびっくりしちゃって恐縮し始め、

「古い模型にこんなにお金出してもらうのは心苦しいから、2割引にします」

とか言うじゃありませんか。
もう僕は狂喜乱舞ですよ。
ばあちゃんの手をとって三拝九拝、とりあえず購入したものをビニールの手提げ袋へ入れてもらい、二、三日したらまたきますからといって喜び勇んで店を出ました。
そしてもうスキップ踏んでで歩き出しそうになりながら、さあ先生に頼んでお金借りなきゃあ、あのプラモを買い占めてやるんだ、そうしたらどうする?モリオカに帰って自分の店を出して売るに決まってるだろ、などとニヤニヤしているところで目が覚めた次第。

ただこれだけの実に他愛のない夢なわけですが、目が覚めてからも昂奮は収まっておらず、あれは夢だ幻だとわかっているのに妙に惜しいような、損をしたような気分に苛まれ、しばらく寝床の上で呆然としていました。
夏目漱石の「坊っちゃん」の冒頭の方に、夢でダイヤモンドを手に入れて喜んでいたところで目が覚めて、ダイヤモンドはどうしたと家族に尋ねて呆れられるというシーンがありましたが、なんだかそれっぽい感じ。
これ書いている今も、バカバカしいと解っていながらも悔しい気分でいっぱいですw
あの店、本当にこの日本のどこかにあるんじゃないか…。
あのバアサンが僕が来るのを待ってるんじゃないか…という気がしてならぬのです。
まあどうせ待っていてもらえるのなら若い美女のほうがいいわけですが…w

で、ふと思い出したんです。
その模型店の店構えに見覚えがあるんです。
どこなんだろうなあと思ってさっきまで考えていたんですけど、ようやく思い出しました。
僕が子供の頃に近所にあった、古い模型屋さんと同じなんですね。
間取りとか店舗内の様子がそっくり同じなんです。
尤も経営していたのはバアサンじゃなくて顔の長いジイサンだったけれども。
子供の頃はその模型店によく通って、色々な模型を買ったものでした。
もちろん今はその模型屋さんもなくなってしまい、跡地は銀行の駐車場になってしまっていますが、その前を通るたびにここに模型屋があったなーとなんとなく思い出すんですよね。
多分、記憶の中に残っていたそれが、何かの拍子に夢へ投影されたんでしょうねえ。

僕が子供の頃は、盛岡にも結構な数の模型店があったものですが、時代の流れか、今は殆ど姿を消してしまいまして、市内に2,3軒を残すだけになってしまいました。
大体、子供が模型を作らなくなったのもあるでしょうねえ。
今子供がプラモを作るといえばガンプラくらいなものでしょう。
一昨日、所要のついでに通りがかった地元の模型店にふらっと寄ってみたんですが、店内に4つある棚の2つまではガンプラなんですよね。
戦車とかのミリタリー関係とか、他のキャラクター関連のプラモはやはり人気がないのでしょう、隅の方に追いやられている。
まあ僕もガンダム世代ですし、ガンプラが嫌いなわけではないのですけれど、これはちょっと寂しい感じがしました。
もっと色々なプラモデルを子どもたちに作って欲しいと思うのですが、そんなこと言っても個人の嗜好の問題ですし仕方がないですよね。
それに今はプラモデルを作るよりももっと楽しい物に満ち溢れていますからねえ。
僕らが子供の頃というのはプラモデルを作るというのは子供の大きな楽しみの一つで、駄菓子屋なんかですらも1個100円とかのチープなプラモデルを売っていたものでした。

なんだかダラダラ書いてしまいましたけれど、こういうところからも、自分も随分歳を取ったなあと実感します。
記憶の中に住むことができたらどんなに幸せなんだろうか…。
考えても詮無いことながら…。


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