2015-12-13 22:21 | カテゴリ:雑記その他
所用ありて、両親が長野県の伊那市高遠へ出かけてきました。
そしておみやげに饅頭を買ってきてくれたんですよ。
何だ、饅頭か、ありきたりだなあとか思ったあなた、考えが甘いのう。
その饅頭というのが、多分(おれの中では)史上最高に旨い饅頭なのですよ奥さん!
その饅頭の名は「亀まん」と言うのだ。
じつはこの高遠という町は、人知れぬ饅頭の激戦区。
名物が高遠饅頭というこしあんを使った饅頭なのですが、その菓子舗が数多入り乱れ、昔から鎬を削り火花をちらしてきておるのです。
その中でも、赤羽と亀まんというのが二大巨頭でありまして、どちらも甲乙つけがたいのでありますが、個人的な嗜好では若干、この亀まんが勝っておる。
したがってこちらへ軍配を上げる次第ですが、決してよその菓子舗さんがおいしくないというわけではありません。
そして僕はどういうわけか、子供の頃から亀という生物が何故か好きでして。
それが名に冠されているというのもお気に入りの原因なのかもしれません。

それはともかく諸君、見給えこの高級感がありそうに見えるパッケージを(なんで偉そうなんだよ)。
誰も高級感があるとは言ってませんぞ、あくまでも「ありそうな」感じですぞ。
なんて言うんですか、高級感ありそうに見せつつも、高級ですぞ、という気取った感じのデザインではないのが宜しいですね。
いや、あくまでも僕の感覚なんで実は高級に見えるのかも知れませんが。


裏側である。
普通であります。
何だ、よく見たら賞味期限が今日までじゃねえか!
いつ買ったんだよ…。
まあいいか。
明日天ぷらにでもしよう。
…伊那・高遠地方では饅頭を天ぷらにするのがごちそうなそうです。
初めて食べた時はびっくりしたなあ。
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一枚皮を剥ぐとこんな感じだ。
なんかまだらというか迷彩塗装みたいな箱がイカス。
そして諸君、左下に注目してほしい。
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燦然と銀色に輝く「龜」(旧字体。多分今の中国人も読めない)の文字!
ま、眩しい!!
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しかしなんで亀まんなんだよと思う人もおられよう。
そんな人はこれを見てくれたまえ。
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!?
饅頭に龜の焼き印が押してあるではありませぬか!
これが亀まん、という名の由来なわけですね。
でもなんで「亀」なんだ?
…という疑問は残る。
長野の高遠の名産が亀だという話は聞いたことがない。

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じつは、もともと明治時代に「亀の湯」という銭湯が名前の端緒であったようです。
そこで訪れる客にサービスとして食わせていた饅頭に「亀の湯」だけに亀の焼き印を押していたところ、内風呂等の普及によって銭湯は廃れたが、饅頭だけが有名になり、饅頭屋というか菓子屋を始めた…というのが由来のようです。
最初から菓子屋というわけではないあたりがなにやら面白いですね。
思い切った転職は不幸を招くこともありますが(お、おれのことじゃないぞ)、この場合は軌道に乗ったわけですね。

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ミュータントタートルズよりかっこいい亀マーク。
昔ながらの一筆書きみたいなタッチがいいですね。

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饅頭に同封されていた栞です。
ほほう、伊那市内だけではなくて、飯田にも支店があるんですね。
長野県の伊那地方(武田信玄が忍者を飼っていた場所として有名ですな)を訪れたときにはぜひ立ち寄ってこの美味しいお饅頭をお買い求めください。
いや本当に美味しいのですよ。
高遠には色々見るべきものが多くて楽しいですよ。
ちなみに高遠城は山本勘助が築城し、武田信玄の五男。仁科盛信が織田信忠の軍勢を迎え撃って玉砕したというすさまじい歴史を持っております、
城の天守などは無論すでにはないですが、跡地としてはよく整備されており、なかなか見どころが多い城跡です。
お城マニヤの方にもおすすめですぞ。

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