2016-02-26 18:58 | カテゴリ:ちょい旅
宮沢賢治の童話「猫の事務所」が花巻市大迫町にあると聞き、行ってきました。
現在は「平成の大合併」により花巻市の一部となってしまいましたが、つい数年前までは「大迫町」というひとつの町だったところです。
盛岡から遠野を経由して沿岸の釜石までを結ぶ「釜石街道」の沿線上にあった山間の宿場町で、かつては大いに栄えた街でした。
しかし現在では、県内外の多くの宿場町と同じように衰退して,往時の繁栄をしのばせるよしがはそれほど多くありません。
ただし、町自体は衰退しても、戦後になってから盛んになったぶどうの栽培や酪農を活かしてのワインやチーズの製作、あるいはガラス工芸などが特産物化しており、それが結構有名で、こう言ったら失礼ですが「忘れ去られてしまった、滅び行く町」…というわけでもありません。
まあ、目抜き通りはかなり寂れてますが…(^^;)。

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さて、これが「猫の事務所」です。
猫の事務所というのは宮沢賢治の童話で、いじめの虚しさを描いた内容ですが、結構ヒドイ話です(^^;)。
確か青空文庫でも読めるので、ご興味のある方はぜひ読んでみられてはいかがでしょうか。
この建物は、本来は花巻の方にあった岩手軽便鉄道の事務所であったところだそうで、賢治が物語のモデルにした建物とされています。
それを賢治と縁があった大迫へ移築したものだそうで、資料館として一般に開放されています。
大正モダーン的ないい雰囲気の建物ですね。

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中へ入るとまずこんな感じ。
猫の絵が、そして何故かジュースの群れがお出迎えです。
このジュース、色合いからてっきりりんごジュースかと思ったら、梅ジュースだそうです。
やはり酸っぱいのかなあ。

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展示室に入ると、おや何処かで見覚えのある奴らがいるぞ…。
おお、童話に出てきた猫どもではないか。

kuroneko.jpg
こやつが局長の黒猫です。
目つきがなんかやらしいですねw

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物語の主人公で4等書記の竈猫。
とにかくほかの猫どもにいじめられる、健気で可哀想な猫。

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竈猫をいじめる嫌なやつその1、1等書記の白猫。

toraneko.jpg
嫌な猫その2、2等書記の虎猫。

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嫌な猫その3、3等書記の三毛猫。

みんななんだかにこやかな顔しているが本来はそういう話ではありませんしそういうキャラでもありません。
ひたすら竈猫がこいつらから受けるいじめに耐える話です、
最後に獅子の王様が出てきてこの事務所は解散だっ!と言った時は溜飲が下がったものです。

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大迫町内の古い家。
家の雨戸の外側をサッシ窓で覆っていました。
多分寒いからなんでしょうねえ。
昔は何だったんだろうか、かなり儲けていたような感じがしますw

oohasama2.jpg
昔は旅館だった建物だそうです。
いまは町で唯一のスーパーマーケットです。
こんな日本建築でスーパーというのも変わっていて面白いですね。

tsuketama.jpg
帰りには花巻市に回り、漬物のデパート金婚亭で漬けたまを買ってきたのですよ。
これは卵の漬物で、大変おいしゅうございます。

正味半日程度の旅でしたが、天気も良くて良い気分転換になったと思います。
また近々機会を見つけて、適当なところ(近場でしょうけど)へ出かけたいと思います。

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