2016-06-16 23:39 | カテゴリ:雑記その他
今の時期、東北は山菜がよく食べられます。
中でもよく食べられているのは、わらび、姫竹、みず(うわばみそうという植物の茎)の三種類でしょう。
山菜と聞いてピンと来ない方も多いかと思われますが、いずれも独特の食感と風味があり、とても美味しいものです。
今の季節の八百屋には、以上三種類の山菜がよく並び、かなり売れているようです。
僕も大好きな山菜です。

で、今日はこの中の姫竹の話をします。
姫竹ってなんだ?という方もおられようかと思いますが、これは早い話は細い竹のたけのこです。
だいたい人差し指くらいの大きさしかありません。
たけのこと聞けば、おそらく他の地方のみなさんは孟宗竹とか破竹なんかの大きなものを想像されると思いますが、東北ではこの姫竹のほうが普通のたけのこなんかよりよく食べられています。

最近ではこの中の姫竹を採りに山へ入って、熊にかじられる人が続出していますね。
怪我した人は数知れず、さらにはもう4~5人の方が亡くなっているようです。
先日のニュースでは「熊出没につき入山規制された山へ、たけのこ採りに入る人が続出している」とか出てました。

J-CASTニュース「クマは怖いがやめられない」(ニュース元へ飛びます)

姫竹は意外に値段が高く、高値で買い取る業者もいるため、小遣い稼ぎに取る人が多いんですね。
ちなみに卸値(?)では大きめのリュックサックいっぱいに詰めて(大体40キロ)1万数千円ほどだそうです。
まあそのくらいのお金で生命を危機に晒すのがいいことかといったら絶対にいいことではないですが、逆に言えばそれくらいのお金なら買い上げてもいいというほど東北人は姫竹よく食べるということです。
採りに行く人の心境は、ふぐは食いたし死ぬのは怖し、という言葉が昔ありましたが、それと同じで、熊は怖いが姫竹欲しい、というところでしょうか。

しかしこの姫竹は、人間の好物でもあると同時に月の輪熊の大好物でもあるわけで、人間がたけのこを採りに行くようなところにはたいてい熊も来ている。
鉢合わせしたらそりゃ襲われますよね。
下手すれば頭から丸かじりですよ、コリコリと。
本来熊の住処だったところに人間が入っていき、片っ端からたけのこを取っていくんだから、熊としてもたまったもんではありますまい。
もしかしたら、人間はおれたちの食事を横取りするとんでもないやつだという認識を持っているかもしれない。
だから、県やら警察が、危ないので行くなという場所へは行かぬが吉なのですよ。
先にも書きましたが、たかだか1万数千円の小遣いのために殺されたり、不具にされたりしてはバカバカしいではありませんか。

あとは採りに行く人ばかりではなく、我々消費者も少し我慢を覚えたほうがいいのではないでしょうか。
あるだけ欲しい、いつでも食べたいというのではなくて、旬のものなら少しだけ食べて季節の風味を味わうくらいにした方がいいです。
需要があるから入用になるわけで、消費者が変われば生産者も変わると思います。

いずれ、自分の命を捨てに、あるいは怪我をしにたけのこ採りに行くような真似はもうやめましょうよ。
熊に襲われる人も、その家族も、それに射殺される熊も、救助に向かい警察官や猟友会の人も、誰一人得をする人は、いません。
採りに行くなら安全圏内で、そして自己責任で行くということを心がけるべきです。


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