2017-01-02 23:58 | カテゴリ:雑記その他
正月2日、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は酒ばかり飲んでダラダラとしております。
昨年末、正月に観ようと思い、「夕陽のガンマン」と「燃えよドラゴン」のBlu-rayを購入いたしました。
どちらも相当昔になりますが、子供の頃に月曜ロードショーだか、金曜ロードショー(その頃はまだ水曜だったけど)だかで見た記憶があるのですが、ぼんやりとしか憶えていないのですよね…ただ「面白かった」という印象があるばかりで。
そこで改めて真面目に観返してみようという気になって、購入してみたのです(本当はロード・オブ・ザ・リングのトリロジーBOXが欲しかったんだけど、高くて手が出なかった)。

まずは「夕陽のガンマン」から観てみたのですけど、やはり記憶に違わず相当面白かったです。
映画の内容は何を今更なので書きませんが(知りたい方は是非ご自分で映画をご覧になってみて下さい)、ここでは吹き替えについて少し書きたいと思います。

この映画には新規収録のものと、以前放送されたTV版音声の欠けた部分へ後年声優を声を継ぎ足した追加収録版の二種類が入っているのですが、お薦めはやはり新規収録版です。
クリント・イーストウッドを山路和弘、リー・ヴァン・クリーフを有川博、悪役のジャン・マリア・ヴォロンテを谷口節の諸氏が担当しているのですが、これが実に嵌っている。
しかも皆さんいいお芝居をしておられ、違和感はゼロ…というか、声質が俳優本人に非常に似ているんですね。
映画の吹き替えに話題性や意外性を求めてタレントさんやお笑い芸人を起用する配給会社とは違い、このビデオに関しては発売元の20世紀フォックスは良心的です。
けれども有川さんも谷口さんももうお亡くなりになっているんだよなあ…。
お元気だったらもっといろいろな映画の吹き替えなどをやっておられたろうにと思うと、返す返すも残念でなりません。

新録版を鑑賞し終わった後、そのまま追加収録版も観てみました。
以前テレビで放映されたものに台詞を継ぎ足したものですから、声はもうおなじみの感じ。
イーストウッドは山田康雄、クリーフは納谷悟朗、ヴォロンテは小林清志という「ルパン三世」にも通じる配役。
収録当時はもう亡くなっていた山田康雄さんの追加台詞は多田野曜平さんが担当しています。
この多田野さんがめちゃくちゃお上手なんですよ。
本当に山田さんが喋っているみたいで、ほとんど違和感が感じられない。
声だけではなく独特の間とか呼吸のとり方も実によく似ている。正直、かなり驚きました。
ただ問題は、納屋さんや小林さんの方。
この収録時、すでにおふたりとも相当の高齢でしたので、若い頃の声に比べると観る影もありません。
小林さんは生涯現役を宣言されて、現在でもナレーターとして頑張っておられますが、それでもあれは「今の声」だから大丈夫なのですよね。若い頃の声と比較するべくもありません。
しかし問題は小林さんよりも納谷さんの方で、滑舌はおろか呂律も回っておらず、もう声が気の毒になるくらいヨボヨボで聞いていられないほどです。
そうした声が壮年期で脂の乗り切った頃の音声と継ぎ接ぎされるわけですから、何ていうんでしょうか、見ているこっちが「納谷さん、もういいから休んでくれ!」と言いたくなりそうなほど気の毒です。
いえ、これは文句を言っているのではないのですよ。人間は歳を取れば誰でもそうなるわけですし。
ただ、無理して「同じ声」を当てる必要はなかったのではないかということなのです。
もちろん、追加収録をした会社の方も、声優さんたちも、ファンのためにいいものを作ろうと頑張っておられるのは分かるんですが、完全に裏目に出てしまったかな?という感じです。
繰り返しますが、文句をつけたり、批判しているわけでは決して無いんですよ。
僕は納谷さんや小林さんの声が大好きですし、壮年期の(テレビ放映時の)吹き替えは素晴らしいの一言です。
ただね、ファンとしては年相応の役柄を期待したいのです。
やはり無理してまで壮年期の声との継ぎ接ぎは、無理があります。
結果として多田野さんの芸達者ぶりだけが目立つ吹き替えになってしまったのが残念でした。

吹き替えが違うと、映画の印象もガラッと変わることがありますので、キャスティングはかなり重要だと思います。
それをこのソフトが改めて教えてくれたような気がしました。
いずれ、特典映像などの付録も多く、購入して大満足のソフトでした。

次は「燃えよドラゴン」を観ます(富山敬の吹き替え版で!)。




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