2014-04-04 23:58 | カテゴリ:雑記その他
俳優の蟹江敬三さんが3月30日に亡くなられていたとのニュースを、たった今知りました。
享年69歳。

蟹江敬三さん死去

実は僕、この方とたった一度だけですが面識があります。
もうだいぶ昔になりますが…おそらく20年位…いや、それ以上に前になるでしょうか、とにかくお目にかかったことが、あるのです。

盛岡には内丸という地区があります。
そこにある…正確にはあった(今はもうありません)居酒屋兼郷土料理店でたまたまお見かけしたのでした。
その店は旧南部藩地方の郷土料理「ひっつみ」を名物にしていた居酒屋さんで、僕の母親と経営者が親しく、割とよく通っていてのですが、ある夜そこに母と二人で酒を飲みにいった所、店の片隅のテーブル席に数人のグループがおり、その中に蟹江さんがおられたのでした。
その時には客が僕ら親子と蟹江さんのグループしかおらず、
「あれ蟹江敬三じゃないの?」
「まさか!」
とか母と話していたらそれが耳に入ったらしくて、蟹江さんが
「蟹江です!せっかくなので一緒にどうですか!」
と誘って下さり、なんということかお酒をご一緒したのでした。

蟹江さんは気さくで、しかもよく気のつく方でして、お酒とかまめに注いでくれたりしました。
その時の話の中で、「さすらい刑事旅情編」というドラマの撮影で盛岡に来ていて、打ち上げをしていたということ、流派は失念しましたが居合を学んでおられること、自分は東京の出身なのだが盛岡のひっつみが好きで、特にこの店のひっつみが好物でよく盛岡にこっそり来て食べていること…などを語ってくださいました。
当時僕は東京に住んでいて、「さすらい刑事」もよく見ていたドラマだったので、テレビの中でよく見かける方がなんと目の前に!と思って度肝を抜かれ、感動したことを覚えています。
ちなみにその頃はまだ盛岡にはテレビ朝日系列のテレビ局が無くて、「さすらい刑事」も放送されていなかったような気がします。
別れ際に
「機会があったら、またね」
とあのお声でおっしゃっていたのが忘れられません。
まあ、蟹江さんにしてみれば大勢いるファンの二人と偶然酒を飲んだくらいの事だったかもしれませんが、僕ら母子に取っては大きな印象を残しました。

それから20数年ですが、まさかこんなに早く亡くなられるとは思ってもおらず、大きなショックです。
一緒に酒を飲んだ店も今はなく、その思い出だけが残っていましたが、たとえ無理であったにしろまたお酒がご一緒できなかったことはなんとも無念です。
享年は69歳、僕の父とそれほど違わないお歳なのに…。
人間の人生はほんとうにわからないものです。

名優・蟹江敬三さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
合掌。


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