2014-08-09 23:45 | カテゴリ:雑記その他
昨日約1日フライングでAmazonが届けてくれたDVD「ロボットガールズZ Vol3」を今、見終わりました。



今回が最終巻ということで、ファンとしては寂しい限りですが、それ故に内容の方は見どころもなかなか多く、作画の質も相変わらず高いので見応えは充分でした。

ただし、物語内容の方は…うーん…こういうことを書いたら「お前はアンチ化したのか?」と言われてしまうかもしれませんが、正直なところを書かせていただくと、今回は少しというか大いに気に入らない点がたったひとつだけありました。
以下にそれを書きますが、いささか長文になりますので、ご興味のない方、あるいは長い文章が苦手な方はお読みくださらなくても結構です。
なお、ネタバレも含みますので、お読みになられる方もご注意を。




ロボットガールズZの面白さってなんなんだろうといえば、もちろん有名ロボットアニメのパロディであるということ、登場人物のほぼすべてが美少女であることも大きな比重を占めているとは思いますが、しかしそれ以上に最近のアニメにないパターンの、いい意味においての「メチャクチャさ」「バカバカしさ」「ヒドさ」を突っ走る演出にあるのではないでしょうか。
敵とはいえ曲がりなりにも美少女キャラを骨にヒビが入るほど強烈に殴る、しかも腹パンでゲロ吐かせる、町を木っ端微塵にする…など、人の迷惑顧みず、とにかくロボットガールズがやりたい放題暴れるという姿が、大昔アニメーションがもっと自由だった頃の…80~90年代位のアニメにあった得体のしれないパワー、憧憬にも似た奇妙な共感、そしてちょっとレトロちっくなイメージを感じさせ(それをあくまでも現代風の萌えキャラにやらせるところまたニクいわけです)、それが当時を知っている人、あるいは知らない人でも、
「こりゃすごい!」
「ここまでやっていいのか!」
という感動を呼び魅了したのではないのか…と思うのです。
誤解を恐れず言えば、若い人より往年の東映ロボットアニメを見ながら少年時代を送ってきたいわゆるオッサン世代こそがこのアニメを真に楽しめる人たちではないかと思ったりもします。

あしゅら男爵が地下帝国を馘首になり、ジェットファイヤーP1でロボットガールズに逆襲するという内容の7話あたりは、そのメチャクチャ路線が貫かれていてすごく面白かった。
しかもようやくパンツが出ましたwww
でもやっと出たと思ったらパンチラどころかパンモロだったので有り難みもなんだか少ない感じでしたが(パンチラにこそ意義があるのだよ!w)、それでもお股チョップで逆さに地面へ埋められるグレンダさんや張り手プレスでペラペラになるグレちゃん、ボッコボコに殴られて顔がお岩さんみたいに腫れるZちゃんなど、いつもはやりたい放題やって機械獣ガールズを「フルボッコ」にしているガールズが逆襲されるさまは因果応報、見ててちょっとスッとする部分も感じたりしてw、楽しめました。

でも、8話、9話が個人的にはいただけませんでした。
なにが面白く無いのか。
暗黒大将軍子に苦戦を強いられるZちゃんたちチームZを救援すべく、ロボットガールズチームGとチームTが現れるところは良かったのです。
定番ですが燃える(萌えではない)王道のシチュエーションですよね。
必殺のはずの合体技が敵に効かないという展開にも文句はありません。
僕が正直「これはダメだろう」と感じたのは、その際に見せたZちゃんの
「アタシたちここでみんな死んじゃうの…やだ…死にたくない」
と言うセリフと恐怖に凍りつく顔です。
こういうZちゃんは見たくなかった。
本当に見たくなかった。
いや、僕は一番Zちゃんが好きなので、いつも傍若無人で元気で明るい彼女の悲惨な姿は見たくなかったという意味もありますが、それよりもこのRGZという稀有なメチャクチャアニメで、このような演出を見たくなかった…という方が大きいです。

僕は常々思うのですが、戦う人間には覚悟がいると思うのです。
その覚悟とはなんぞやといえば、相手を殺す覚悟、そして自分が殺される覚悟です。
それがあって初めて戦士といえる。どちらが欠けても、その人間には戦う資格はありません。戦う人間には、自分の人生、そして敵の人生を捨てられる勇気が要るのです。
いつもは敵を死ぬほどメタメタにしていても、自分がピンチに陥って「死にたくない」なんて言うところを見ると、Zちゃんにはそれの覚悟や勇気がなかったということです。

いや、RGZは元々ナンセンスなギャグアニメだから、そんなものをいちいちお話に描く必要はありません。
徹頭徹尾ドタバタハチャメチャでいいのです。
見てる方も、そんな戦士の資格だの覚悟だのなんてものは、ロボットガールズ…特にZちゃんみたいなバカキャラに求めていません。
Zちゃんは最後まであくまでも熱血系として、ああいうピンチに陥っても、
「くそー…ここで負けてたまるか…!」
みたいな、そんな感じの負け惜しみめいた(と言うか往生際の悪さかな?)セリフを言って、どこか突き抜けたようなヒーロー的明るさを見せていればよろしい。
でも、あえて彼女に「死への恐怖」に直面した一人の…そして限りなく平凡な少女に対するような演出を入れちゃった。
そうすることで、Zちゃんが相手を叩きのめすことにのみ慣れてしまい、それを楽しんでる「いじめっこ」とそう大して変わらないキャラになってしまったんです。
それは彼女がプールサイドで
「暇だ、地下帝国の奴らをぶちのめしたい」
みたいなセリフを言っているあたりからもうかがい知れるわけですが、そういう感覚で行くのなら、やはり彼女の恐怖感を見せるような心理描写的な演出は控えるべきだったと思います。
監督はいつも調子に乗ってるZちゃんが初めて味わうであろう死に直面するリアルな絶望感を見せることで(本当は恐怖のあまりおしっこ漏らすシーンを入れたかったと付属ブックレットで発言)、直後に展開されたあしゅらが助けに入るシーンとそれから反撃が始まるシーンなどを盛り上げたかったのでしょうが、僕は逆にすごく違和感が残り、萎えちゃいました。
単なる暴れん坊やいじめっ子には、何があっても同情できないのですよね、僕は。
中学の頃いじめられていたという情けない過去もありますけど、Zちゃんに「覚悟」がないというのをとても情けなく感じてしまって、がっかりしちゃったのですよね。
物語は一転し、オチはお約束のドタバタ調で終わってしまったのですけど、あのZちゃんの姿を見たらもういつものように「このアニメホントーに酷いなぁwww」という苦笑いにも似た微笑みはもう出ませんでした。
この演出一つ入れたために、全てが台無しになってしまった…その点だけが「ロボットガールズZ」においてかえすがえすも、本当に残念に感じた点でした。

これはアンチとしての意見ではなく、あくまでもファンとしての意見です。
以前も書きましたが、僕はここ数年、アニメなんて本当に見たことがありませんでした。
プリキュアだけはなんとなく見ていましたが、それも途中から何だか「新しいプリキュアは自分が好きだったプリキュアと方向性が変わってしまった」と感じて以来、全く興味がなくなりました。
しかし、このロボットガールズZというアニメを視聴して、本当に久しぶりに
「アニメってやっぱり面白いもんだなぁ」
という認識を新たにしたのです。
このアニメはそういう意味で僕にとって非常に大きな意味を持つ、思い入れのあるアニメとなりました。
ですので、そうしたファンであるからこそ、以上に上げたたった一つの点が、どうにも受け入れられないと思ってしまったのです。
RGZファンの方の中には、以上をお読みになりご立腹される方もおられましょうが、その点をご考慮いただけると幸いに思います。

もちろん良かった部分もたくさんあります。
3話にひき続いてロボットカールズの水着姿も拝めましたし、あしゅら男爵とガラダ&ダブラスの絆を描くシーンも良かった。
この3人はほんとうに可愛いキャラですよね。毎回大した悪事も働いていないのにロボットガールズにボコボコにされるのに同情してしまいますw
あしゅらさんにはかなりたくさんのファンがついてるようですが(やはり母性的かつ「可愛らしい」性格の美人さんだからでしょうね)、それも頷けます。
地下帝国の機械獣ガールズはどれも個性的で魅力的な子が多かったので、彼女たちが勢揃いするお話をもう一本作って欲しかったところです。

他のキャラクターではゲッちゃんが好きです。
いわゆるツンデレ系のお嬢様キャラなんですが、なんて言うんだろう…いや、すごく可愛いのです。
顔がいいというか好みの顔というわけではないのです、前髪だってぱっつんじゃないですし(ここ重要w)、声もどっちかというとイラッと来るタイプの 方なんですがw、セリフとか仕草がとても可愛いなあ、と思ってしまったんですね…(^^;)。
なんか抱きしめて、頭ナデナデしたい感じなんです。
不 思議に性的な欲望というものは感じないので、こう言ったら逆に危険になると思うのですが、愛玩動物に対する愛情っていうのかなあ、そういう意味合いの「可愛さ」を感じるのです。
自分にはツンデレ系の属性はないものと思っていたのですが、意外なツボがあったと申しましょうかw
人間ってわからないものです。
特に付録のCDに収録されているゲッちゃんのお話が良いのです。
できればこれをアニメで見たいものですが…(^^;)。

いずれにしろ、これが笑っても泣いても最終巻。
いささか寂しさを感じてしまいますが、DVDの売上もなかなか好調の由、これを弾みにTVシリーズとは言わないまでも、第2シーズンが制作されることを願ってやみません。


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