2014-08-26 00:12 | カテゴリ:本の紹介
原作・酒見賢一、作画・近藤勝也の漫画作品「DARC ジャンヌ・ダルク伝」の1巻を読了。



この漫画は今からもう20年近く前にアニメ情報雑誌「アニメージュ」に連されていたものだ。
なので、かなり古い作品といえる。
単行本は2巻までしか出ていない。
本誌での連載が途中で打ち切りになったためである。
その1、2巻を古本屋で入手し、今回はじめて読んでみたわけである。

この漫画は面白い、実に面白い。
当時のフランスの世情や風俗を背景にジャンヌ・ダルクの生涯を描くという筋立てながらも、妖精や不可思議な出来事が事実として存在しているファンタジー作品としても成り立っている(ただし妖精の姿はジャンヌにしか見えない)。
物語はジャンヌがまだジャネットといった幼少時代から始まり(ジャンヌはちゃんとした名前であると同時に、ジャネットの愛称の一つでもある)、彼女が後に聖女と呼ばれるようになるまでの人格形成や成長などを描いている。
酒見賢一の劇的な中にもどこか静かでのんびりした雰囲気を残す筋立てや、ビジュアル担当の近藤勝也の暖かく柔らかい絵柄も相まって、作品全体にどこか言いようのない美しさを感じさせる。
ジャンヌや中世フランスに興味を持つ方なら是非とも読むべき作品だろうと信じる。
この漫画が途中で打ち切りなんて…本当に信じられないことだ。
アニメージュ、徳間書店はこの一つを持って万死に値すると言えよう。
猛省せい!!

とにかくいい漫画だと思います。
今なら大した値段でもないので、みなさんも是非購入されて読まれてみてください。
きっと損はしないと思います。

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